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0570の通話料はかけ放題なら無料?基本的な電話料金について解説

通話プラン

携帯電話の通話料が気になり、国内通話のかけ放題オプションを利用している方も多いのではないでしょうか。

かけ放題へ加入すると「これで通話料金を気にせずに済む」と思いきや、いざコールセンターや企業に問い合わせるために「0570」から始まるナビダイヤルに電話をしたら、予想外に通話料を請求されたという経験があるかもしれません。

では、果たして0570の通話料金はかけ放題プランに加入していれば本当に無料になるのでしょうか?

本記事では0570番号への基本的な電話料金について、仕組みや料金体系を詳しく解説します。

0570の通話料はかけ放題でも有料なので注意!

結論として、0570から始まるナビダイヤルへの通話は、たとえ携帯の国内通話かけ放題プランに加入していても無料にはなりません

0570番号への通話料金は特別に設定されており、各携帯キャリアの定額通話の対象外となっています​。

ナビダイヤルが対象外となる理由

すでにお分かりの方も多いとは思いますが、ナビダイヤルとは、NTTコミュニケーションズが提供する「0570」から始まる番号です。

発信者(電話をかける側)に通話料がかかる有料の電話サービスで、通話料金は電話をかけた人が負担する点が大きな違いです。

つまり、かけ放題オプションに加入していても、0570から始まる番号にかける場合は有料となるのです。

理由としては、ナビダイヤルの通話は通常の通話とは異なる仕組みとなっているからです。

そのため、一般的な電話の30秒22円(1分約44円)といった料金体系とは異なり、場合によってはそれより高額になるケースもあります。

しかし、発信者が負担する通話料金は「全国一律の料金」となっています。

また、注意すべきポイントとして、ナビダイヤルでは電話が繋がった直後から通話料金が発生します。

「ナビダイヤルへおつなぎします」というガイダンスが流れている間も料金がカウントされており、オペレーターや担当者が出る前の待ち時間も有料です。

したがって、かけ放題プランに加入していても0570番号へ電話すれば通話料金が別途請求されるので注意が必要です。

 

 

0570の通話料は1分いくらかかる?

ナビダイヤルの通話料は2024年1月1日以降、全国一律料金に統一されました。

  • 固定電話(050IP電話含む)からの発信:税込9.35円/3分
  • 携帯電話からの発信:税込11円/20秒
  • 公衆電話から着信:10円(内税)/40秒

詳細:ナビダイヤル(料金) | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま

例えば5分程度の通話でも、携帯電話から昼間にかければ約165円、固定電話から遠距離昼間にかければ約15.5円といった具合です。

思ったより高額ではないように感じるかもしれませんが、通常の通話定額で無料になるはずの通話が別料金で取られる点で割高感があります。

通常の携帯通話料金(かけ放題に入っていない場合)の標準的な22円/30秒(約44円/分)よりは安いものの、待ち時間も含め課金されるのです。

コールセンターのように繋がるまで時間がかかる相手だと、数分間で数百円の料金になることもあります。

実際に「数十分待たされて通話料が何千円にもなった」というケースも報告されています。

したがって、0570への通話はできるだけ手短に、必要最低限に留めるのが望ましいでしょう。

発信は固定電話からかける方が良い

0570に電話をかける場合、多くの場合は固定電話からかけたほうが安く済みます。

理由としては、ナビダイヤルの通話料は発信元の電話の種類によって異なるかです。

前述の通り、固定電話(一般加入電話)から0570番号へ発信した場合は、3分で9.35円で、1分あたり約3円と非常に安価です。

以上を比べると、0570番号へ電話する際は固定電話を使ったほうが通話料を安く抑えられるケースが多いと言えます。

特に短時間の用件であれば固定電話なら数円~十数円程度で済むのに対し、携帯電話からかけると何百円もかかってしまう可能性があります。

なぜ企業の多くが0570の番号を使うのか?

0570から始まる番号(ナビダイヤル)は、多くの企業や公共機関などで広く採用されていますが、これは電話をかける側から見ると必ずしもメリットばかりではありません。

では、企業側はなぜあえて0570の番号を利用するのでしょうか。

その主な理由として挙げられるのが、通話料金を利用者側に負担させることで企業側の負担を軽減できるという点です。

フリーダイヤル(0120や0800)の場合、通話料金は全額企業側が負担するため、多くの問い合わせが集中すると企業のコスト負担が大きくなります。

一方、ナビダイヤルであれば、電話をかける側が料金を一部負担する形になるため、企業側としてはコスト管理や負担の軽減につながります。

また、0570の番号を使うことには、全国どこからかけても共通の番号を案内できるというメリットもあります。

地域ごとの市外局番を使うと、地域によって複数の電話番号を案内する必要が生じることがあり、利用者が混乱する可能性があります。

しかし、ナビダイヤルを導入すれば、全国共通の統一した番号を案内できるため、企業側にとって管理が容易になり、ユーザーにとっても利便性が高まるという利点があるのです。

さらに、0570番号には複数の回線へ自動的に電話を振り分ける仕組みがあり、電話の混雑時でも効率的に対応しやすくなるという利便性があります。

企業側にとっては、電話対応の効率化を図りやすくなり、オペレーターの負担軽減や業務の効率化にもつながっています。

このように、0570番号は、利用者にとって通話料というデメリットがありつつも、企業側から見るとメリットが多いのです。

コスト管理、番号の統一化、効率的な対応の実現など、様々なメリットが多いため広く導入されているのが現状なのです。

0570の通話料を安くするための代替案

0570番号は通話料が高めであるため、できるだけ費用を抑えて問い合わせをしたいと考える方も多いでしょう。

その際に有効な方法がいくつかあるので、ご紹介します。

別の電話番号を探す

実は、多くの企業や団体は公式サイトやパンフレットなどで、ナビダイヤル以外にフリーダイヤルや、市外局番から始まる通常の電話番号を併記している場合があります。

公式サイトの「お問い合わせ」ページや利用案内などを確認すると、こうした別番号が載っているケースも珍しくありません。

もし、フリーダイヤル(0120や0800)が提供されている場合、これは完全に無料で通話ができます。

どれだけ通話時間が長くなっても費用が発生しないため、問い合わせ内容が複雑で時間がかかりそうな場合でも安心して利用できます。

一方、市外局番(東京なら03、大阪なら06など)で始まる番号が併記されている場合もありますが、この場合でも携帯電話会社の「かけ放題プラン」や定額通話プランを利用していれば、追加料金なしで通話が可能になります。

つまり、普段携帯電話でかけ放題を利用している人にとっては、この方法が実質無料になるため非常にお得です。

通話料を少しでも節約したい場合、まず公式サイトや企業から届いた書類をよく確認してみることをおすすめします。

ひと手間かけて番号を探すだけで、通話料を完全に無料にしたり、携帯電話のかけ放題プラン内で対応できるようになる可能性が高まるのです。

折り返し電話するように依頼

有効な方法の一つが、「折り返し電話をお願いする」というやり方です。

これは、電話をかけた際に最初に要件を簡潔に伝え「詳細については後ほど折り返していただけますか?」とお願いすることで、通話の費用を相手側に負担してもらう形に切り替える方法です。

折り返し電話を依頼するメリットとしては、まず通話料を自分から相手側へと転嫁できる点が挙げられます。

ナビダイヤルを使用するような企業や公共機関の場合、通話料を気にせず問い合わせが可能な通常回線やフリーダイヤルを社内で利用しているケースが多くあります。

詳細な説明やトラブルの解決策など、長い時間をかけて丁寧な対応が求められる内容であれば、あえて最初の電話は要点を簡潔にまとめて伝えるだけにとどめておきましょう。

その後の説明や確認作業を相手側の折り返しに任せる方が、経済的にも時間的にも効率的です。

また、電話対応を行う担当者側も、顧客や利用者が通話料金を気にしながら会話をすることに気づいている場合が多いため、折り返しの依頼を伝えることで、むしろ丁寧で配慮ある対応を促すことにも繋がります。

特に重要なクレームや問い合わせの場合、相手側がより丁寧で親身な対応を心がける可能性もあります。

結果的に、通話料の削減だけでなく、問い合わせの内容やクレーム対応自体の質を高める効果も期待できるのです。

ただし、折り返しを頼む際には、相手がスムーズに折り返せるよう、電話番号や折り返しの時間帯などの連絡先情報をしっかりと伝えておくことが重要です。

事前に要点を簡潔に整理し、伝えるべきことを明確にしておけば、短時間の通話で折り返しを促すことが可能となり、結果的に0570の通話料を節約することができます。

問い合わせフォームやチャットを活用

近年、多くの企業や公共機関では、電話だけでなく公式ウェブサイト上に問い合わせ用のフォームやチャット機能を用意している場合があります。

こうした問い合わせフォームやチャットサポートであれば、通話料が一切かからず、時間を気にせずにゆっくりと質問や要望を伝えることが可能です。

また、問い合わせフォームやチャットの場合、事前に自分の要件や疑問点を整理して記入できるため、後から「あの質問を聞き忘れた」といったトラブルも防ぐことができます。

文章でのやりとりなら、記録として残るため、後日トラブルになった場合でも証拠として提示できるというメリットもあります。

さらに最近では、多くの企業がよくある質問をまとめたFAQページを公開しており、そこで事前に調べるだけで問題が解決できることも少なくありません。

電話で直接問い合わせるよりも早く簡単に答えが得られる場合があるため、急ぎでない内容であれば、まず公式サイトのFAQを確認してみるのがおすすめです。

ただし、フォームやチャットの場合は即時性に劣ることもあるため、すぐに回答が欲しい場合や緊急を要する内容には向いていません。

そのため、自分の問い合わせ内容が緊急を要さず、比較的待つ余裕があるときにこそ、フォームやチャットを積極的に利用するとよいでしょう。

こうした方法を上手に使い分けることで、ナビダイヤルに直接電話をかけることを避け、無駄な通話料を削減しつつ効果的な問題解決が可能になります。

0570の通話料はかけ放題なら無料?まとめ

0570から始まる「ナビダイヤル」への通話は、携帯電話の国内通話かけ放題プランに加入していても対象外となり、無料にはなりません。

ナビダイヤルとはNTTコミュニケーションズが提供する「発信者が料金を負担する」有料の電話サービスであり、全国一律の通話料が設定されています。

ナビダイヤルがかけ放題プランの対象外である理由は、通常の電話とは異なる料金体系が適用されているためです。

固定電話からなら3分9.35円ですが、携帯電話では20秒ごとに11円と割高になります。

また、通話料は案内ガイダンスが流れている間の待ち時間にも発生するため、0570へ電話する際は固定電話のほうが通話料を抑えることができます。

企業が0570番号を導入する理由は、全国共通で統一した番号を使えることや、通話料を利用者側が一部負担することで企業のコスト削減が可能になること。

さらに電話対応を効率化しやすいなどのメリットがあるからです。

利用者には通話料の負担というデメリットがありますが、企業側にはコストや業務効率上の利便性があるため広く普及しています。

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