毎月のスマホ料金を抑えたい人にとって、通話料金の節約は気になるポイントですよね。
そこで今回は、格安SIMの中でも特に人気のある「IIJmioのかけ放題オプション」について、料金や実際のメリット・デメリットを詳しく解説します。
この記事を読めば、自分に最適な通話プランが分かり、無駄なくスマホ料金を抑えられるようになりますよ。
IIJmioのかけ放題オプション料金をプラン別に紹介
IIJmioには、通話の頻度や通話時間に合わせて選べる3種類のかけ放題プランがあります。
プランによって料金や特徴が異なるため、自分の利用スタイルに合った最適なプランを選ぶことが重要です。
それでは、それぞれのプランの料金と特徴を詳しく見ていきましょう。
短時間の電話が多い人向け「5分かけ放題」
1回の通話が5分以内であれば、「通話定額5分+」というオプションがあります。
これは、何度でも追加料金なしで利用できるオプションです。
月額料金は税込500円で、短い通話を頻繁に行う人に最適と言えます。
例えば、1回5分以内の通話を月に5回以上かける人であれば、このオプションをつけることで通話料を大幅に節約できます。
ただし、5分を超えた場合には超過分に対して通常の通話料(30秒あたり11円)が加算されるので注意しましょう。
日常的に友人や家族と簡単な連絡を取るための利用なら「5分かけ放題」は無駄なく通話料を節約できるためおすすめです。
日常的な通話に最適な10分かけ放題
「通話定額10分+」というオプションでは、日常的な通話に最適な10分かけ放題となります。
メリットは、やや長めの通話でも追加料金がかからない点にあります。
1回あたり10分以内であれば、回数無制限でかけ放題になるプランです。
月額料金は税込700円とリーズナブルで、日常的に10分前後の電話を頻繁にかける人なら、間違いなくお得になるでしょう。
このプランを選ぶメリットは、5分以内という短い時間では物足りない人が、時間を気にせず余裕を持って話せる点にあります。
さらに、このオプションを利用すれば、通話料を気にすることなく、いつでも気軽に電話ができるため、日常使いにぴったりのプランだと言えるでしょう。
時間を気にせず話したい人
通話定額オプションで、時間を気にせず話したい人向けに「かけ放題+」というオプションがあります。
特徴と料金は、その名の通り、国内通話が完全に定額で利用できることです。
月額料金は税込1,400円で、電話の利用頻度が高く長電話をよくする人に向いています。
たとえば、毎日通話を長時間する方や仕事上のやり取りで頻繁に電話をかける人なら、このプランが最もコストパフォーマンスが高く、料金を気にするストレスから完全に解放されます。
ただし、注意点としてIIJmioは連続した長時間の通話(2時間程度)が自動的に切断されることがあります。
この場合、再度かけ直せば問題なく利用できますが、この点は念頭に置いておくべきでしょう。
それぞれのプランの特徴を理解して、自分に合ったかけ放題を選択することで、通信費を無駄なく抑えることが可能です。
かけ放題未加入時の通話料は?
IIJmioの基本通話料は、30秒あたり11円(税込)となっており、大手キャリアと比べて約半額と安価です。
実際、ドコモやau、ソフトバンクなどは通常22円(30秒)かかるため、IIJmioでは特別なオプションに加入しなくても通話料金を抑えることができます。
ただし、通話頻度が多い場合はかけ放題オプションに加入した方が更にお得になるので、自分の通話状況に応じて最適なプランを選択すると良いでしょう。
IIJmioのかけ放題が使いやすい理由とは?
専用アプリ不要で利用可能
IIJmioのかけ放題を使う際、以前は専用アプリ(みおふぉんダイアルアプリ)を使って電話をかける必要がありました。
しかし現在では、スマートフォンに最初から入っている標準の電話アプリを使うだけでかけ放題が適用される仕組みに改善されています。
ユーザー側で特別な設定や操作をする必要がなく、アプリのインストールや追加の設定をしなくても、普段通り電話するだけで割安な料金で電話をかけられます。
電話が苦手な方やアプリ操作が煩わしいと感じる人にとっては、このシンプルな仕組みは大きなメリットです。
プレフィックス番号で通話料が安くなる理由
プレフィックス番号とは、格安SIMが通話料金を安く提供するために電話番号の先頭に付与する番号のことを指します。
具体的には、IIJmioの通話では番号の前に自動的に「0037-691」が追加され、この番号を経由して安価な回線を使用する仕組みになっています。
通常、このプレフィックス番号をつける作業は手動もしくは専用アプリを介する必要がありますが、IIJmioは2023年4月以降、標準の電話アプリで発信するだけで自動的に付与されるように改良されました。
このため、利用者は意識することなく簡単に安い通話料の恩恵を受けられます。
お得なキャンペーンがある
IIJmioはかけ放題についても、お得なキャンペーンを定期的に実施していますので、活用すればさらに安く利用することができますので、最新情報や注意点を紹介します。
現在、IIJmioでは新規申し込み向けにお得な「トクトクキャンペーン+」が開催されています。
このキャンペーンを活用すると、5分または10分のかけ放題オプションが最大7ヶ月間、無制限のかけ放題は最大3ヶ月間無料で利用可能です。
具体的には、通常なら月額700円の「10分かけ放題」がキャンペーン期間中は無料で使えるため、日常的な電話が多い方は特に恩恵を受けられるでしょう。
例えば5ギガプランと組み合わせることで、月々500円ほどで半年間使えるような破格の料金設定となり、格安SIMの中でも特にコスパが優れています。
ただ、このキャンペーンは2025年3月31日までの限定開催ですから、タイミングを逃さないよう注意が必要です。
かけ放題の注意点やデメリットも理解しよう
一方で、かけ放題オプションには対象外の通話が存在するため、注意が必要です。
具体的には、フリーダイヤル(0120や0800)やナビダイヤル(0570)、110や119など緊急通報番号、海外への国際電話は対象外となります。
そのため、これらの番号に頻繁にかける人は別途料金が発生しますので、思ったより節約できない可能性もあります。
また、かけ放題プランを申し込んだ場合、プラン変更や解約は申し込んだ翌月から適用されるため、変更時期にも注意が必要です。
さらに月途中で申し込んだとしても、オプション料金は満額請求され日割りにならないため、加入や解約のタイミングをよく考えることが大切です。
これらのデメリットを理解した上で、賢く利用しましょう。
ファミリー通話割引とは?家族間通話がお得
IIJmioには「ファミリー通話割引」という制度があります。
同じ契約者ID(mioID)内に登録された家族間の通話料金が、通常の11円(30秒)よりさらに安い8.8円(税込)になります。
この割引は家族間のみ有効で、他のIIJmioユーザー同士であっても別々の契約IDの場合は適用されません。
家族でIIJmioを契約している方や、これから家族全員での乗り換えを検討している方には、月々の通話料をより節約できるメリットがあります。
ただ、通話料が割引になるだけで完全無料にはなりませんので、完全に無料にしたい場合はかけ放題オプションの加入が必要になります。
実際の評判は?ユーザーの声から分かるIIJmioのかけ放題
IIJmioのかけ放題が実際どのように評価されているのか、ユーザーの口コミを見ていきましょう。
通話品質に関する口コミ評判
IIJmioのかけ放題は、多くのユーザーから通話品質が安定していて良いという声が挙がっています。
これはIIJmioがドコモやauの回線を使用しており、VoLTEというクリアで途切れにくい通話規格を採用しているためです。
実際に利用したユーザーからは、「大手キャリアと比較しても音質がほとんど変わらず、途中で途切れることもないのでストレスなく話せる」との評価があります。
ただ、時間帯や場所によっては少し通話品質が落ちるケースもあるため、その点については完全にキャリア同等とまではいえないでしょう。
料金設定やコスパに関するユーザー評価
料金設定に関しては非常に評価が高く、多くのユーザーがコストパフォーマンスに満足しています。
特に、5分かけ放題が月額500円、10分かけ放題が月額700円という料金設定は格安SIMの中でも業界最安クラスであり、ユーザーからも「毎月の電話料金が半分以下になった」といった口コミが多数見られます。
一方、電話をあまり使わない人からは、「オプションをつけるよりも従量課金のほうが安かった」という声もあるため、自分の通話頻度を考えて選ぶ必要があります。
他の格安SIMと比較したIIJmioのかけ放題の強み
IIJmioのかけ放題は、他社の格安SIMと比べて特に料金の安さと選択肢の多さが強みです。
多くの格安SIMでは、かけ放題プランが1~2種類しか提供されていないことが多く、通話時間が自分の使い方に合わないケースもあります。
その点IIJmioは、5分、10分、24時間無制限という3つの選択肢が用意されているので、自分にぴったり合うプランを選ぶことが可能です。
加えて料金面でも、例えば他社の無制限プランは1,650円~1,870円が相場ですが、IIJmioなら月額1,400円と割安です。
コスト面でも使い方の自由度の面でも、IIJmioのかけ放題は他社と比較して優れています。
IIJmioのかけ放題オプションでよくある質問
050番号への通話はかけ放題の対象?
結論から言えば、050番号への国内通話もIIJmioのかけ放題オプションに含まれます。
これは携帯電話や固定電話と同じ扱いであるため、追加料金を気にする必要はありません。
具体的には、050で始まるIP電話を利用している相手に電話をかける際でも、オプション料金内で何度でも無料通話が可能です。
ただし、海外の050番号宛の通話は対象外になるので、この点だけ注意が必要になります。
SMS料金は無料になるの?
IIJmioのかけ放題オプションに加入していても、SMSの送信料金は無料になりません。
なぜなら、このオプションはあくまでも音声通話に限ったサービスだからです。
具体的には、ショートメッセージ(SMS)を送信する場合、文字数に応じて1通あたり3.3円~33円の料金が別途発生します。
ただし、SMSの受信に関しては無料なので、受け取る側が費用負担を心配する必要はありません。
よって、SMSを頻繁に送信する人は、通話定額とは別に料金がかかる点を理解しておく必要があります。
家族間通話や特定番号(ナビダイヤルなど)への適用範囲は?
IIJmioのかけ放題は、家族かどうかに関係なく、国内通話なら誰とでも無料で利用できます。
大手キャリアのように家族間のみの特別な無料通話サービスはありませんが、逆に家族以外の人にも自由にかけ放題が適用されるのがメリットです。
ただし、0570で始まるナビダイヤルや0120のフリーダイヤル、110番や119番といった緊急通報番号などの特定番号にかけた場合は、オプションの対象外となり通常料金が発生します。
フリーダイヤル(0120など)や緊急通報(110番や119番)などがIIJmioのかけ放題の対象外になる理由としては、主に「電話の仕組みの違い」が考えられます。
まずフリーダイヤルやナビダイヤルは、通話料金を着信側(フリーダイヤル提供者)が負担する仕組みとなっています。
このため、電話会社が提供するかけ放題オプションの料金体系に組み込むことが難しいのです。
言い換えれば、そもそも通話料を負担する主体が異なるため、定額のサービスとして提供することが困難です。
一方、110番や119番などの緊急通報番号については、特殊な回線を使用し、料金体系自体が通常の通話と異なります。
緊急通報は国が定める重要なインフラサービスであり、通常の商用電話サービスとは扱いが異なるため、かけ放題サービスからは除外されることが一般的です。
これらの理由から、フリーダイヤルやナビダイヤル、緊急通報などの特定番号は、IIJmioをはじめ多くの電話会社でかけ放題の対象外となっています。
但し、厳密に言えば、ユニバーサルサービス料(電話回線維持のため利用者全員が支払う数円の料金)によって110番や119番などの緊急通報を維持しています。
そのため「かけ放題の対象外」とは言っても、110番や119番などへの緊急通報は別途通話料金が請求されるわけではありません。
あくまで「通話オプションに含まれない」という意味合いであり、実際には追加の通話料金が発生する心配はありません。
つまり、通常の感覚として緊急通報は実質無料で利用できる、と理解しておいて問題ないでしょう。
IIJmioのかけ放題オプションはお得?まとめ
今回はIIJmioのかけ放題オプションについて、料金や特徴、口コミ評判を紹介しました。
IIJmioの魅力は、短時間から長電話まで、自分に適したプランを格安で選べることにあります。
アプリが不要で、通常の電話アプリで利用できるため初心者でも簡単に使えます。
ただし、ナビダイヤルなど特定の番号には対象外となる注意点があるため、自分の利用状況をよく確認した上で申し込むのがおすすめです。
実際の評判も良く、通話料を抑えつつ通話品質を重視したい人に最適と言えるでしょう。