楽天リンクは、楽天モバイル利用者にとって便利な通話アプリですが、留守電の設定方法や利用に関する疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
中でも「楽天リンクで留守電をどう設定すればいいのか」「有料オプションを避けつつ、無料で利用する方法はないのか」といった悩みを抱える方も少なくありません。
本記事では、楽天リンクの留守電を正しく設定する方法に加え、費用を抑えながら利用するための工夫についても詳しく解説します。
楽天リンクに留守電機能を設定する方法
楽天リンクの留守電機能を活用することで、着信があった際に大切なメッセージを逃さず確認できますので、設定手順などを順に解説します。
留守電を設定する手順
楽天リンクで留守電機能を利用するには、楽天モバイルの「留守番電話」オプションに申し込む必要があります。
そこで、具体的な設定手順と注意点について説明します。
楽天リンクの留守電を有効にするためには、まず「my 楽天モバイル」アプリにログインしてください。
次に「契約プラン」画面を開き「オプションサービス」の項目を見つけます。
その中にある「留守番電話」オプションを選択し「申し込む」ボタンをタップしましょう。
画面の指示に沿って手続きを進めれば、申し込みは完了です。
申し込み後は、楽天リンクアプリ側でも確認が必要です。
アプリが最新バージョンでないと留守電機能が正しく反映されないことがあるため、事前にアプリの更新を行っておきましょう。
Androidの場合はバージョン2.10.0以降、iOSの場合はバージョン2.9以降が対応しています。
アプリのアップデート後には、一度ログアウトし、再度ログインすることで留守電の機能が有効になります。
さらに「my 楽天モバイル」アプリの「留守番電話設定」から呼び出し時間の設定が可能です。
応答時間は5秒から30秒の間で選べますが、初期設定では15秒になっているため、状況に応じて変更するとよいでしょう。
設定が完了すれば、楽天リンクで着信した場合に応答しなかった際、録音されたメッセージは楽天リンクアプリ内で確認できます。
加えて、留守電メッセージが届いた際はSMS通知も送信されるため、メッセージの取りこぼしが少なくなります。
重要なメッセージを逃さないためには、これらの設定をしっかり行っておくことが大切です。
オプションサービスの申し込みと併せて、楽天リンクのバージョン確認や応答時間の調整も忘れずに行いましょう。
留守電を解除する方法
楽天モバイルの留守電オプションは、自動で解約されるわけではなく、利用を停止したい場合は手動での手続きが必要です。
解除の方法は簡単で「my 楽天モバイル」にある「オプションサービス」内の「留守番電話」オプションを選択します。
ここで「解約する」または「変更する」をタップし、画面の指示に従って操作を完了させれば、オプションの解除は完了です。
以上、有料の留守番電話オプションをつけることで、楽天リンクにかかってきた場合、留守番電話にすることが出来ます。
しかし、昔のように無料で使いたい!と思う人も多いでしょう。
留守電機能を無料で使う代替手段
楽天リンクの留守電機能は便利ですが、有料オプションを避けたい方には代替手段が役立ちますので、参考にしてみてください。
Android:簡易留守電を活用
Androidスマホでは「簡易留守録」や「伝言メモ」といった機能が搭載されている機種があります。
これらを活用することで、楽天リンクの有料留守電オプションに加入せずとも留守電の役割を果たせるため、コストを抑えつつ重要なメッセージを残せます。
簡易留守録の利用方法は、まず端末に「簡易留守録」アプリが搭載されているかを確認します。
機種によって名称が異なり「伝言メモ」や「ボイスメモ」と表記されている場合もあります。
アプリが見つかったら、アプリ内の設定メニューを開き、簡易留守録を「オン」にしてください。
次に、重要なのが「楽天リンクが優先的に着信しないように調整する」必要があります。
この時のポイントとしては、着信時に「楽天リンクで着信しない」ということです。
具体的には、楽天リンクの「バックグラウンドデータ」をオフにすることで、着信時に標準の通話アプリが優先され、簡易留守録が機能するようになります。
注意点としては、Wi-Fi接続時は楽天リンクが優先されてしまうため、Wi-Fiをオフにしておくと確実です。
簡易留守録は、録音されたメッセージが端末本体に保存されるため、通信料がかかりません。
加えて、インターネット接続が不安定な状況でも安定して利用できるのがメリットです。
その一方で、楽天リンクがログイン中のままでは正しく作動しない場合があるため、状況に応じた設定が求められます。
iPhone:ライブ留守番電話を活用
iPhoneの場合、Androidの「簡易留守録」に相当する無料の留守電機能として「ライブ留守番電話」が活用できます。
この機能は、iOS 17以降に搭載された新しい機能で、楽天リンクの有料オプションに加入しなくても留守電の役割を果たします。
「ライブ留守番電話」を利用するには、まず「設定」アプリを開き、「電話」の項目をタップします。
次に「ライブ留守番電話」を選択し、スイッチを「オン」にするだけで機能が有効になります。
特別なアプリのインストールは不要で、標準の電話アプリに組み込まれているため、シンプルな操作で利用できるのが特徴です。
この機能では、着信時に応答がない場合、相手が話した内容がリアルタイムで文字起こしされます。
メッセージはそのまま保存され、後から再生することも可能です。
録音データはiPhone本体に保存されるため、通話料がかからず、経済的に利用できます。
ただし「ライブ留守番電話」には注意点もあります。
iPhoneで楽天リンクを使用している場合、楽天リンクの着信時には「ライブ留守番電話」が機能しません。
そのため、楽天リンクがログイン状態のままだと、期待する動作ができない場合があります。
この問題を避けるには、楽天リンクからログアウトしておく、という必要があるので少し面倒になります。
このように、iPhoneとAndroidそれぞれに対応した無料の留守電機能があるため、状況に応じて最適な方法を選ぶのが賢明です。
また、これらの無料で使える留守電は圏外などの場合は使えないことがあります。
よって、確実に留守番電話にしたいのなら、留守番電話オプションの加入がおすすめです。
楽天リンクの留守電でよくあるトラブルと解決策
楽天リンクの留守電は便利な機能ですが、利用中に問題が発生することがあります。
ここでは、よくあるトラブルとその解決方法について解説します。
留守電が聞けない!どうしたら良い?
楽天リンクで留守電が再生できない場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、アプリの設定が正しく行われていない可能性があります。
設定ミスが原因の場合は、アプリの設定を見直すことで問題が解決することが多いです。
具体的な対処法としては、まず「楽天リンク」アプリを開き、設定画面から「留守電通知」がオンになっているか確認してください。
通知がオフになっていると、着信後のメッセージが記録されていても気づきにくくなります。
次に、アプリのバージョンが最新かどうかも重要な確認ポイントです。
楽天リンクの古いバージョンでは不具合が発生することがあるため、App StoreやGoogle Playから最新のバージョンにアップデートするのがおすすめです。
それでも解決しない場合は、楽天リンクのキャッシュやデータを一度削除し、再度ログインする方法も効果的です。
Androidでは「設定」アプリから「アプリ」→「楽天リンク」→「ストレージとキャッシュ」→「キャッシュを削除」の順に操作できます。
iPhoneの場合はアプリを再インストールするとキャッシュがリセットされます。
この他に、スマホのOSが古い場合も楽天リンクが正常に作動しないことがあります。
OSの更新が必要かどうかを確認し、最新の状態にしておきましょう。
これらの方法を試しても解決しない場合は、楽天モバイルのカスタマーサポートに問い合わせると、より詳しいアドバイスを受けられます。
留守電が消えてしまった場合
楽天リンクの留守電が突然消えてしまう場合、いくつかの原因が考えられます。
特に、保存期間の制限やアプリの動作不良が関係している可能性が高いです。
楽天リンクの留守電メッセージは、未再生の録音であれば1週間が保存期間となっており、この期間を過ぎると自動的に削除されます。
再生したメッセージについては、最大100件まで保存される仕様ですが、アプリをログアウトした場合やアプリをアンインストールした際に、再生済みのメッセージが消えてしまうことがあるため注意が必要です。
消えた留守電を復元するのは難しいため、重要なメッセージがある場合は、定期的にメモを取ったり、スマホの録音機能を活用してバックアップを取ると安心です。
特に、ビジネスの重要なやり取りや家族からの大切なメッセージは早めに保存しておくのが望ましいでしょう。
万が一、楽天リンクの不具合が原因でメッセージが消えてしまった場合は、アプリの再インストールやデータの再同期を行うことで改善することがあります。
設定画面から「留守電通知」のオン・オフを切り替え、再起動するのも効果的です。
このように、楽天リンクの留守電に関するトラブルは、設定の見直しやアプリの更新で解決できることが多いです。
万が一に備え、定期的な確認やメッセージのバックアップを心掛けると、安心して利用できるでしょう。
留守電はどこで確認できる?
楽天リンクの留守電メッセージは、アプリ内の専用画面から確認できます。
楽天リンクで留守電を確認するには、まずアプリを開き「通話」タブを選択します。
次に、画面内上部に表示される「留守番電話」アイコンをタップしてください。
留守電メッセージが存在する場合は、ここにリストが表示され、再生したいメッセージをタップするだけで簡単に音声が再生されます。
さらに、メッセージが届くとSMS通知が送信されるため、万が一アプリを開くのを忘れていても見逃す心配が少なくなります。
ただし、楽天リンクのバージョンが古い場合、留守電通知が正しく届かない可能性があります。
App StoreやGoogle Playで最新版に更新しておくと安心です。
また、iPhoneでは「ビジュアルボイスメール」機能を使って留守電を確認できることがありますが、楽天リンクの仕様上、着信が楽天リンク経由の場合はこの機能は利用できません。
楽天リンクをメインで使用する場合は、アプリ内の「通話」タブから確認する方法を優先しましょう。
重要なメッセージを聞き逃さないためにも、定期的に楽天リンクの「留守番電話」画面を確認する習慣をつけるのが効果的です。
すぐに留守電になる時に考えられること
楽天リンクの利用中に、意図しないタイミングで留守電になってしまう場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、電波が弱いことが原因のケースがあります。楽天リンクはデータ通信で発着信をする仕組みなので、電波が弱いとすぐに留守電になる可能性があります。
次に、楽天モバイルの「着信転送」設定が誤って有効になっている場合も、すぐに留守電へ切り替わる可能性があります。
これは「my 楽天モバイル」アプリ内で設定できるため、留守電が頻繁に作動する場合は、この項目を確認するのが良いでしょう。
これらの方法を試しても問題が解決しない場合は、楽天リンクのアプリ再起動やスマホの再起動も効果的です。
通信状態や設定状況に応じて、最適な対応を行うことで、意図しない留守電への切り替えを防ぐことができます。
留守電サービスは終了するという噂は?
楽天モバイルの留守電サービスが「終了する」との噂が広がったことがありますが、これは誤解によるものです。
実際には、留守電サービス自体が終了するのではなく「無料提供の終了」を意味しています。
以前まで楽天モバイルの留守電サービスは無料で利用できましたが、2024年12月1日から有料化されることが発表されました。
この変更により、利用を続けるためには月額330円のオプションに加入する必要があります。
そのため、「留守電サービスが終了する」という情報が一部で誤解され、「完全に使えなくなる」との認識が広まってしまったのです。
新しい料金プランでは、月額330円を支払えば、留守電機能は引き続き利用できます。
さらに、録音データは最大100件まで保存でき、未再生のメッセージは1週間まで保存される仕様です。
再生済みのメッセージについては、削除しない限り1週間を過ぎても保存が継続されるため、重要な連絡内容を確認し忘れる心配が減るでしょう。
なお、楽天リンクアプリ内で留守電を再生する場合は通話料が発生しませんが「1417」への発信で留守電を確認する際は30秒ごとに22円の通話料がかかる点には注意が必要です。
このように、留守電サービス自体は引き続き利用できるため、「終了する」という情報に惑わされることなく、正しい情報を理解しておくと安心です。
楽天リンクの留守電の設定方法まとめ
楽天モバイルの留守電サービスは、2024年12月1日から有料化されることが発表されましたが、サービスそのものが終了するわけではありません。
月額330円のオプションに加入すれば、引き続き留守電機能が利用可能です。
メッセージは最大100件まで保存でき、未再生の録音は1週間、再生済みの録音は削除しない限り1週間を過ぎても保存される仕様です。
楽天リンクアプリ内で留守電を再生する場合は無料ですが「1417」への発信には通話料がかかるため注意が必要です。
Androidスマホの場合は、楽天リンクの「バックグラウンドデータ」をオフにすることで、標準の簡易留守録を活用できます。
iPhoneでは「ライブ留守番電話」機能が代替手段として利用可能ですが、楽天リンクが着信を受ける場合には作動しないため、必要に応じて設定の切り替えが求められます。
これらの方法を活用することで、楽天モバイルの留守電機能をより快適に利用できます。
料金や設定の変更があるため、事前に確認しておくと安心です。