スマートフォンを利用するうえで、通話料金は気になるポイントの一つです。
特に、仕事やプライベートで電話をかける機会が多い方にとっては、毎月の通話料金をできるだけ抑えたいと考えるでしょう。
ドコモでは、そんな方に向けて独自のかけ放題プラン(通話オプション)など、さまざまな通話プランを提供しています。
では、ドコモのかけ放題プランの月額料金はいくらなのか?さらに、他の通話プランと比べてどのような違いがあるのか?
本記事では、それぞれの料金や特徴、選び方についてわかりやすく解説します。
ドコモのかけ放題は月いくら?料金やプラン詳細
ドコモのかけ放題プランは、通話を頻繁に行う方に便利なサービスです。
そこで、基本情報やどのような人に適しているのかを詳しく解説します。
かけ放題プランの基本情報と提供状況
ドコモのかけ放題プランは、月額1,980円(税込)で国内通話が時間無制限で利用できるプランです。
この料金には、ドコモのスマートフォン向けの基本プランが別途必要になるため、実際の支払額は組み合わせるプランによって変動します。
契約に関しては、オンラインでの申し込みが可能なため、忙しい方でも手軽に手続きを進められます。
さらに、ドコモショップや電話窓口でも対応しており、直接相談しながら手続きを進めたい方にとって安心です。
料金については、以前の料金1,870円(税込)からわずかに値上がりしています。
しかし、留守番電話サービスやキャッチホンなどのオプションが無料になる特典が追加され、より充実した内容になりました。
なお、かけ放題プランはスマートフォン向けのサービスとして提供されていますが、ガラケー利用者向けの「ケータイプラン」にも、かけ放題のオプションが用意されています。
スマートフォン利用者はもちろん、通話専用の携帯電話を利用する方も活用できる点が特徴です。
ただし、このプランには注意点もあります。
詳しくは後述しますが、海外通話やナビダイヤル(0570で始まる番号)などの一部の通話は、かけ放題の対象外です。
さらに、他人の通信を仲介する目的での利用や、機械的な自動発信など、不正利用と判断される行為は利用が制限される可能性があります。
これらの点を理解した上で、利用することが重要です。
5分通話無料オプション
例えば、日常の連絡が5分以内に収まることが多い方や、仕事の報告や確認などの短時間の通話がメインの方には、5分通話無料オプションが適しています。
5分通話無料オプションは、月額880円(税込)で1回あたり5分以内の国内通話が回数無制限で利用できるプランです。
逆に、1回の通話が5分を超える場合が多い方は、通話料が30秒ごとに22円(税込)加算されるため、注意が必要です。
かけ放題プランと5分通話無料オプションのどちらを選ぶべきかは、通話の頻度や1回の通話時間によって変わります。
短時間の通話が多い方は5分通話無料オプションが、長時間の通話が多い方はかけ放題プランが適しているでしょう。
eximo・irumo・ahamoのかけ放題オプションの違い
ドコモの「eximo」「irumo」「ahamo」では、それぞれに対応したかけ放題オプションが提供されています。
これらのプランは基本料金やサービス内容に違いがあるため、選び方が重要です。
「eximo」のかけ放題オプションは、月額1,980円(税込)で国内通話が無制限に利用できます。
さらに、1回あたり5分以内の通話が無料となる「5分通話無料オプション」も用意されており、こちらの料金は月額880円(税込)です。
eximoは、幅広いデータ容量に対応したプランのため、データ通信と通話の両方をバランス良く利用したい方に向いています。
「irumo」のかけ放題オプションも、eximoと同様に月額1,980円(税込)で国内通話がかけ放題になります。
また、短時間の通話が多い方向けの「5分通話無料オプション」も月額880円(税込)で利用可能です。
irumoは、データ通信の使用量が少ない方向けの料金プランが特徴のため、通話中心の利用者におすすめです。
「ahamo」のかけ放題オプションは、月額1,100円(税込)で国内通話が無制限に利用できます。
さらに、ahamoには標準で「5分通話無料オプション」が付帯しているため、短時間の通話をする場合は追加料金なしで利用可能です。
ahamoは、データ通信量が30GBと比較的大容量のプランであり、動画視聴やSNSを頻繁に利用する方にも適しています。
選ぶ際には、データ通信量のニーズや1回の通話時間を基準にするのが良いでしょう。
例えば、短時間の通話が多い方はahamoが、データ通信の利用が少なく通話中心の方はirumoが適しています。
データプランとの組み合わせでお得に利用
ドコモのかけ放題プランは、データプランと組み合わせることで、より効率的な料金プランを実現できます。
データ通信をあまり利用しない方には、少ないデータ量でも安価に利用できる「irumo」や「ケータイプラン」などが選択肢になります。
これらのプランは月額料金が低く抑えられており、通話中心の利用者には非常に適しています。
なお、家族でドコモを利用している場合は、「シェアパック」を活用するのも効果的です。
これにより、家族間でデータ容量を分け合いながら、通話料金も抑えられます。
家族全員の通話頻度やデータ使用量を把握し、最適な組み合わせを検討するのがおすすめです。
どのような人におすすめ?利用シーンについて
ドコモのかけ放題プランは具体的に、仕事で頻繁に電話をかけるビジネスパーソンや、長時間の会話が多い家族間の連絡に最適です。
1回の通話時間が長く、通話料の増加が気になる方にとっては、コストを大幅に抑えられるでしょう。
例えば、営業職や顧客対応の仕事をしている方は、1日で何度も電話をかけることがあります。
通話ごとに料金が加算される従量制のプランでは、想定以上の費用が発生してしまうリスクがありますが、かけ放題プランであればそうした心配は不要です。
さらに、遠方の家族や友人と頻繁に長電話をする方にもメリットがあります。
時間を気にせずに会話を楽しめるため、離れて暮らす家族とのコミュニケーションを大切にしたい方に向いています。
ただし、通話時間が短く、1回あたりの通話が5分以内で済む方には「5分通話無料オプション」のほうが経済的な場合もあります。
自分の通話スタイルに合ったプランを選ぶことで、無駄な出費を避けられるでしょう。
ドコモのかけ放題プランの変更や申し込み手順
ドコモのかけ放題プランは、オンラインや店舗で簡単に申し込みや変更が可能ですので、それぞれの手順や注意点について説明します。
オンラインでの申し込み方法
ドコモのかけ放題プランは、公式サイト「My docomo」からオンラインで申し込むことができます。
オンライン手続きは24時間対応しており、混雑する店舗へ出向く必要がないため、忙しい方にとって便利な方法です。
申し込み手順はシンプルです。まず「My docomo」にアクセスし、dアカウントでログインします。
次に「音声オプション」の項目から「かけ放題プラン」を選び、「申し込む」ボタンを押します。
適用開始日を「本日から」または「翌月から」選択し、確認画面で内容を確認後、最終的に「申し込み完了」ボタンを押せば手続きは終了です。
オンライン申し込みでは、申し込み完了のタイミングにより料金が発生する時期が異なる点に注意が必要です。
例えば、月末に「本日から」を選択した場合、その月のかけ放題プランの料金が1か月分丸ごとかかることがあります。
月末のタイミングでの申し込みは「翌月から」を選ぶと無駄な料金を避けやすくなります。
ドコモショップでの申し込み手順
ドコモショップでは、スタッフのサポートを受けながら申し込み手続きを進められます。
スマートフォンの操作に不慣れな方や、プラン選びに不安がある場合は、店舗での申し込みが安心です。
店舗での申し込みでは、まず受付で「かけ放題プランに申し込みたい」と伝えましょう。
その後、現在の利用状況や最適なプランについてスタッフが丁寧に説明してくれます。
プランを決定したら、契約内容を確認し、同意のサインを行えば手続きは完了です。
なお、店舗での申し込みは混雑状況によって待ち時間が長くなることがあります。
特に週末や月末などは混雑しやすいため、事前に予約を入れておくとスムーズに進められます。
予約は「ドコモ公式サイト」から簡単に行えるため、活用するのがおすすめです。
プラン変更時の注意点とポイント
かけ放題プランへ変更する際は、いくつかの注意点を把握しておくことが大切です。
まず、変更の適用タイミングにより料金が異なる点に注意が必要です。
例えば、「本日から」を選ぶと、申し込み当日から通話料がかからない一方で、その月の月額料金は日割りではなく1か月分が請求されます。
無駄な費用を抑えるなら、「翌月から」を選択するのが得策です。
次に、かけ放題プランの対象外となる通話についても理解しておく必要があります。
ナビダイヤルや一部の国際通話などは、かけ放題の対象外となり、別途通話料がかかります。
頻繁にこうした番号に発信する方は、料金が予想以上に高額になることがあるため注意が必要です。
さらに、5分通話無料オプションからの切り替え時には、当月内に通話料が発生する可能性があります。
切り替え前に利用状況を確認し、最もお得なタイミングで申し込みを行うことが重要です。
自分の通話スタイルや料金の仕組みをしっかり理解し、無駄な費用が発生しないように準備することがポイントです。
ドコモのかけ放題に関するよくある質問
かけ放題の対象外となる通話は?
ドコモのかけ放題プランでは、国内通話が基本的に無料になりますが、いくつかの通話は対象外です。
例えば「ナビダイヤル」(0570から始まる番号)は、通話料が別途発生します。
その他、「188」などの特番や「104」の番号案内サービスもかけ放題の対象外です。
さらに、海外での発信や着信、衛星電話、WORLD CALLといった国際サービスも別途課金されます。
これらの番号は、利用頻度が少ないと見落としがちですが、ビジネス用途や予約確認などで活用する機会があるため、注意が必要です。
特に、ナビダイヤルはカスタマーサポート窓口として利用されることが多く、長時間の通話が必要な場合は予想以上に費用がかかることがあります。
かけ放題プランのメリットを最大限活用するためには、対象外となる番号の確認を事前に行い、必要に応じて他の連絡手段を検討するのが良いでしょう。
料金明細のチェック方法を知りたい!
かけ放題プランを契約した後は、料金の確認が重要です。
特に、対象外の通話やオプションの追加によって、予想以上の費用がかかる場合があるため、料金明細の確認は欠かせません。
料金の確認は、オンラインの「My docomo」から行うのが便利です。
ログイン後、「料金明細」の項目を選択すると、利用した通話の詳細や料金の内訳が確認できます。
特に「定額対象(無料)」として記載された通話は、かけ放題プランの恩恵を受けている通話です。
一方で「定額対象外」と表示された通話は、追加料金が発生しているため、内容を確認すると良いでしょう。
紙の明細書を希望する場合は、ドコモの「料金明細発行サービス」を利用できます。
ただし、書面での発行には発行料と郵送料がかかるため、コストを抑えたい方はオンライン確認をおすすめします。
なお、5分通話無料オプション利用者は、5分を超過した通話が課金されるため、明細の「通話時間」にも注意が必要です。
特に、頻繁に5分を超える通話が発生している場合は、かけ放題プランへの切り替えを検討すると、料金が抑えられるかもしれません。
オプションの解約手順と注意点とは
ドコモのかけ放題オプションは、状況に応じて解約することで無駄な費用を抑えられます。
解約手続きは「My docomo」やドコモショップで行えますが、それぞれの方法に特徴があります。
「My docomo」で解約する場合は、ログイン後「音声オプション」の項目から「変更」を選び、「音声オプションの解約」を選択します。
次に、解約の適用開始日を「本日から」または「翌月から」選び、内容を確認して確定すれば完了です。
オンラインの場合、待ち時間がないためスムーズに手続きできます。
ドコモショップで解約する場合は、スタッフが手続きを代行してくれるため、スマートフォンの操作に不安がある方に向いています。
ただし、混雑時には待ち時間が長くなる可能性があるため、事前に予約しておくと便利です。
解約の際には、月の途中で解約しても料金は日割り計算されず、1か月分がそのまま請求されます。
そのため、月末に解約すると、無駄な費用を抑えられます。さらに、解約当日から通話料が発生するため、頻繁に電話をかける方は、利用状況に応じた最適なタイミングを選ぶことが重要です。
ドコモのかけ放題は月いくら?まとめ
ドコモのかけ放題プランは、長時間の通話を頻繁に行う方にとって非常に便利なサービスです。
月額1,980円(税込)で国内通話が無制限に利用でき、ビジネス用途や家族との連絡が多い方に最適です。
一方で、短時間の通話が多い方は「5分通話無料オプション」のほうが経済的な場合があります。
通話の利用スタイルに応じたプラン選びが重要です。
申し込みはオンラインの「My docomo」を利用するとスムーズに完了します。
店舗での申し込みはスタッフのサポートを受けられるため、スマートフォン操作が不安な方におすすめです。
解約時には日割り計算がされないため、月末のタイミングを意識すると無駄な出費を抑えられます。
かけ放題プランは便利な一方、ナビダイヤルや国際通話などは対象外です。
契約後は「My docomo」で料金明細を確認し、意図しない通話料が発生していないかチェックすることが大切です。
自身の通話頻度や内容に合ったプランを選び、無駄のない料金管理を心掛けましょう。