スマホをほとんど使わず、通話だけできれば十分。
そんなシンプルな使い方を求めている方にとって、毎月の通信費はできるだけ抑えたいものです。
特に一人暮らしやスマホ初心者の方で「ドコモで一番安く使えるプランはどれ？」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ドコモの中で最もお得な料金プランの中でも最安プランを紹介し、通話をメインに使いたい一人利用者にぴったりの選択肢をご紹介していきます。
ドコモの最安プランは現在どのプラン？
スマホでも安く！irumo 0.5GBプラン
現状、ドコモのスマホプランで最も安く使えるのが、irumo（イルモ）の0.5GBプランです。
税込で月額550円という価格は、ドコモ回線をそのまま使えるプランの中では破格とも言える設定です。
その理由は、データ通信をほとんど使わないユーザーに合わせてサービスを提供しているからです。
最大通信速度は3Mbpsに制限されていますが、それでもSNSやLINEでのやりとりには十分対応できます。
ただし、このプランは割引の対象外となっており、家族割やセット割を活用したい方にはやや不向きです。
さらに、irumo 0.5GBプランは2025年6月4日までに、新規申し込みをしなければ契約できなくなる予定です。
そのため、検討中の方は早めの手続きをおすすめします。
今後はドコモminiが最安プラン
今後の最安プランとして注目されているのが、2025年6月以降に登場する「ドコモmini」です。
このプランは、月4GBと10GBの2つのデータ容量から選べる仕様で、通常料金はそれぞれ2,750円と3,850円となっています。
注目すべきは、割引を組み合わせた場合の実質料金です。
ドコモ光やhome 5Gとのセット割引、さらにdカードによる支払いを条件にすることで、4GBプランなら月額880円まで下がります。
この金額は、irumoの0.5GBよりは高いものの、データ容量が大きくなるためコストパフォーマンスの面で優れています。
ただし、家族割や長期利用割は対象外のため、家庭全体でまとめてドコモを使っている方にとっては他のプランの方が合う場合もあります。
料金だけでなく、自身の通信の使い方に合ったプランを選ぶことが大切です。
ガラケー派に最適なケータイプラン
スマートフォンを使わず、通話と最低限の機能だけを求める方には「ケータイプラン」が適しています。
このプランはガラケー専用に設計されており、月額1,507円で契約することができます。
通話中心の利用に特化しているのが特徴で、データ通信量は月に100MBと非常に少ない反面、家族間の通話が無料で行える点は魅力です。
ネットをほとんど使わない方にとっては、過不足のない内容といえるでしょう。
しかし、利用可能な機種はフィーチャーフォン（ガラケー）に限られており、スマートフォンでは契約できません。
さらに、家族以外との通話には30秒ごとに22円の料金がかかるため、長電話をする方はかけ放題などのオプションを追加する必要があります。
このように、ケータイプランは「通話専用」と割り切った使い方に最適ですが、用途が限定される点には注意して選ぶ必要があります。
ドコモの最安プランでも通話オプションを追加可能
通話時間や頻度に合わせて通話オプションを選べば、スマホ料金を無理なくコントロールできますので、通話スタイルに応じたおすすめの通話オプションをご紹介します。
短い通話が多い方は5分通話無料オプション
もしも通話が1回あたり数分程度で終わる方であれば「5分通話無料オプション」が最適です。
このオプションを契約すると、国内通話であれば1回5分以内の通話が何度でも無料になります。
その理由は、通話のたびに30秒ごとに発生する料金を気にせず使えるからです。
例えば、仕事の連絡や家族との簡単な確認など、1日数回の短い通話がある方にとっては、月額880円のこのオプションを利用することで、トータルの支出が抑えられます。
ただし、5分を超えた分については別途通話料金（30秒あたり22円）が発生するため、長時間通話が多い方には不向きです。
使い方が比較的ライトな方には、負担を減らしつつ必要な通話を確保できる心強い選択肢といえるでしょう。
コスパが良い「ahamo」もおすすめ
どちらかのオプションを選ぶ前に、通話がそこそこ多く、データ通信も活用する方には「ahamo」も検討の価値があります。
このプランは、月額2,970円で30GBのデータ通信が利用できるうえ、5分以内の国内通話が回数無制限で無料になるという特徴があります。
なぜこれがコスパに優れているかというと、データと通話の両方をまとめて使う人にとって追加料金なしで通話ができるためです。
日常的に短めの電話をよく使う方には相性が良く、上記のように別途通話オプションを付ける必要もありません。
ただし、5分を超える通話については通常通りの通話料が発生するため、長電話が多い方には別のかけ放題プランのほうが適しているかもしれません。
ahamoは、ある程度データ通信も通話も使いたいという方にとってバランスのとれた選択肢といえるでしょう。
長電話派は完全かけ放題オプション
日常的に電話で長時間話すことが多い方には「完全かけ放題オプション」がぴったりです。
このオプションでは、国内通話であれば通話時間に制限がなく、いつでも何度でも無料で利用できます。
その理由は、通話時間に応じた課金が一切発生しないため、安心して会話を続けられるからです。
例えば、遠方に住む恋人や友人と定期的に話す方、その他頻繁に電話を使う方には、通話料金を気にせず利用できる点が大きな魅力です。
一方で、月額料金は1,980円とやや高めの設定になっているため、通話頻度が少ない方にとってはコストがかさむ可能性もあります。
よって、長電話が日常的であれば、このプランにすることでかえってお得になるケースが多いといえます。
他社と比べてどう？ドコモの最安プランより安い選択肢
ドコモのirumoは確かに安いプランですが、他社にもさらに低価格で魅力的なサービスがあります。
ここでは、利用スタイルによって選びたい他社プランを紹介します。
一人なら楽天モバイルも選択肢になる
通信費をなるべく抑えたい方にとって、楽天モバイルは有力な候補です。
なぜなら、データ使用量に応じて料金が決まる段階制のため、使った分だけ支払う仕組みになっているからです。
例えば、月1GB以内の利用であれば料金はわずか1,078円。
さらに、楽天リンクという専用アプリを使えば、国内通話がかけ放題となり、通話料が別途かからない点も魅力です。
ただし、楽天回線は地域によって電波の安定性に差があり、特に建物の中や地方では接続が不安定になる可能性があります。
通話もデータもある程度妥協できる方にはおすすめですが、通信品質を重視する方は慎重に判断する必要があります。
IIjmioやHISモバイルなども検討したい
irumoのように、データ通信はあまり使わず、通話を中心に使いたい方にはIIJmioやHISモバイルも選択肢になります。
特にIIJmioは、月額850円から音声SIMが利用できるうえ、通話に関しても完全かけ放題オプションで1,400円となっており、ドコモより安い値段になっています。
また、HISモバイルでは、月間100MB未満のデータ使用なら自動的に290円に割引されるプランが用意されており、こちらも非常にリーズナブルです。
ただし、これらの格安SIMはサポート体制が限定されており、基本的にはオンライン対応が中心です。
スマホの操作に不安がある方や、店舗でのサポートを重視する方には不向きといえるかもしれません。
ドコモの最安プランで通話をする場合の割引サービス
通話をよく利用するなら、通話料を抑えるための割引サービスの活用が鍵となりますので、割引制度とその注意点を解説します。
ファミリー割引の活用で家族間通話が無料
家族と頻繁に電話をする場合は「ファミリー割引」は大きな助けになります。
このサービスを利用すると、対象プラン同士の家族間通話が無料になり、長時間の通話でも料金を気にせず使えるようになります。
その理由は、同じファミリー割引グループ内であれば、国内の音声通話が無料で提供されるからです。
たとえば、離れて暮らす両親や実家の固定電話とも、気軽に通話できる環境が整います。
ただし、irumoの0.5GBプランを使っている場合には注意が必要です。
このプランでは、家族内であっても通話が無料にはならず、30秒ごとに22円の通話料が発生します。
前述の通り、irumo 0.5GBプランはファミリー割引の無料通話対象外であるため、無料通話を期待している方には不向きです。
よって、家族割を重視するなら、別のプランを選んだ方がよいかもしれません。
みんなドコモ割適用の可否と注意点
通話だけでなく毎月の料金そのものを安くしたいなら「みんなドコモ割」も併せて確認する価値があります。
この割引は、家族で複数回線をまとめて契約していると、各回線の月額料金が自動的に割引される仕組みです。
割引の対象となる回線数に応じて金額が変わるため、家族全員でドコモを使っている場合にはかなりの節約になります。
たとえば、3回線以上の契約であれば毎月1,100円の割引が受けられるため、家族全体の通信費に大きな影響を与えるでしょう。
ただし、この割引もirumoの0.5GBプランはこの割引の適用対象外で、2025/06月から開始予定の「ドコモmini」でも対象外となっています。
さらに重要な点として、このプランは「回線数のカウント」にも含まれません。
そのため、家族の他の回線で割引を受けている場合でも、0.5GBプランを契約すると総回線数が減ったと見なされ、全体の割引額が下がってしまう恐れがあります。
料金の安さだけでirumoを選ぶと、家族全体で見たときに損をするケースもあるため、自分だけでなく家族の契約状況も合わせて確認することが大切です。
ドコモの最安プランはどれ？まとめ
ドコモには通話をメインにしたい方向けの複数の選択肢が用意されています。
中でもirumoの0.5GBプランは月額550円と非常に安価で、スマホをほとんど使わない方に最適です。
ただし、割引の対象外であったり、家族間通話が無料にならないなど注意点もあります。
今後は新プラン「ドコモmini」も登場予定で、割引を活用すればコストパフォーマンスの高い選択肢になるでしょう。
長電話をする方には通話オプションの追加やahamoの利用も検討の価値があります。
さらに、他社の格安SIMも視野に入れることで、より自分に合ったプランが見つかります。
サポート面では、店舗での対応も受けられますが、手数料がかかる点は事前に確認しておきたいところです。
利用スタイルに合わせて、賢くプランを選ぶことが節約の第一歩です。
