スマホを買い替えたあと、古い端末の扱いに迷った経験はありませんか?
まだ使えるけれど使い道がなく、なんとなく引き出しに眠らせている方も多いかもしれません。
そこで気になるのが「古いスマホって、そもそも売れるの?」という疑問です。
中でも全国に店舗を展開するゲオでは、どこまで古い機種の買取に対応しているのか、実際のところは意外と知られていません。
今回は、ゲオで本当に古いスマホが売れるのか、そして「どこまでの古さなら買取対象になるのか」について詳しく調査してみました。
ゲオで古いスマホは本当に売れるのか?
結論から言うと、ゲオでは比較的古いスマホでも買取対象となっています。
ただし、機種や状態によっては買取不可となる場合もありますので、ゲオの買取サービスの仕組みやどの程度の古さまで買取可能なのかを詳しく見ていきましょう。
スマホ買取サービスの概要
ゲオでは、自宅にいながらスマホを売却できる「宅配買取サービス」を提供しています。
これは、時間や場所に縛られずスマホを売りたい方にとって非常に便利な方法です。
特に近くに店舗がない場合や、忙しくて来店が難しい方にはおすすめできます。
このサービスの仕組みはとてもシンプルです。
まずゲオの公式サイトで買取の申し込みを行い、その後、自宅に送られてくる専用の梱包キットにスマホを詰めて返送します。
送料はゲオ側が負担するため、利用者の負担はありません。
もちろん、自分でダンボールなどを用意して送っても問題ありません。
発送後は、ゲオの専門スタッフがスマホの状態を確認し、査定結果をメールなどで知らせてくれます。
その査定金額に納得できればそのまま買取成立、納得できない場合はキャンセルして返送してもらうことも可能です。
なお、返送には若干の時間がかかることもあるため、急いで現金化したい方には向かない面もあります。
急いで現金化したい方は店頭での買取が向いています。
店頭買取ではスマホを持ち込みして、査定するのを待つだけです。
このように、宅配買取は利便性の高さが魅力でありながらも、査定から入金までにやや時間がかかる点を理解したうえで活用すると良いでしょう。
そもそも「古いスマホ」ってどこから?
古いスマホと一口に言っても、その定義は人によって異なります。
しかし、買取サービスにおいて「古い」と判断される基準はある程度明確です。
一般的には、発売から5年以上経過している機種や、最新のOSに対応していないものが該当します。
ゲオの場合、公式に「何年前のモデルまで」という線引きは行っていません。
しかし、実際の買取対象リストを見ると、かなり昔に発売されたモデルも含まれており、幅広い機種が買取対象であることがわかります。
このように考えると、古いスマホであっても、まだ市場価値があると判断されるものについては買取対象となるケースが多いといえます。
ただし、状態が良好であることや、動作確認が取れることが前提となります。
iPhone 4SはOK?古さのラインとは?
iPhoneシリーズの中で、どこまで古いモデルがゲオで売れるのかは気になるポイントです。
調査の結果、2025年3月現在において、宅配買取ではiPhone 4Sは買取対象に含まれていることが確認できました。
これは、かなり古いモデルではありますが、一定の需要が残っているためと考えられます。
一方で、iPhone 3GSや初代iPhoneなど、さらに前の機種になると、ゲオの検索結果に表示されず、買取カートに追加できない仕様になっています。
つまり、検索した後に表示されない機種は買取を受け付けしていない、ということです。
この境界線から考えると、iPhone 4S以降のモデルであれば、買取対象になる可能性が高いといえるでしょう。
もちろん、状態が極端に悪い、電源が入らない、SIMロックが解除されていないといった条件では減額や買取不可になる場合もあります。
よって、どれだけ古くても売れる可能性はあるとはいえ、必ず事前にゲオの公式サイトで検索し、対象機種であるかを確認しておくことが大切です。
検索結果に表示されない端末は買取不可
ゲオの宅配買取では、売却を希望するスマートフォンを公式サイトで検索することから手続きが始まります。
この検索結果に端末名が表示されない場合、前述の通りそのスマホは基本的に買取対象外と考えるべきです。
なぜなら、宅配買取では対象機種があらかじめシステム上に登録されており、検索にヒットしない端末は「売却カート」に追加できない仕様になっています。
つまり、実際に売るかどうか以前に、システム上で受け付けられない状態になっているのです。
ただし、検索結果に出てきたからといって必ずしも高値で買い取ってもらえるわけではなく、実際の査定では状態や付属品の有無などによって金額が変動します。
そのため、検索結果は「売れるかどうかの最低ライン」を示す指標として活用し、事前に確認しておくことが大切です。
古いスマホ買取は他社と比較!高く売るための準備
買取価格がアップするポイント
スマホを売る前にチェックしておきたいのが、買取業者が実施している価格アップキャンペーンです。
これを活用するかしないかで、最終的に受け取れる金額に大きな差が出ることがあります。
多くの買取サービスでは、一定の期間限定でキャンペーンを行っており、特定の機種やシリーズが対象になることがあります。
例えば「iPhone買取強化中」「Galaxyシリーズ最大〇〇円アップ」といった内容が典型的です。
こうした情報は、公式サイトやメールマガジン、SNSで発信されていることが多く、事前に確認しておくことでチャンスを逃さずに済みます。
そのほか、複数台同時に売却するとボーナスが付く場合もあるため、家族の分や使っていない端末がある場合は、まとめて売るのもひとつの手です。
これらの情報を把握してから売却手続きを進めれば、何も考えずに売るよりも確実に有利な条件で取引が可能になります。
スマホ買取の他社サービスも検討する
高値で売却したい場合には、ゲオだけでなく他社の買取サービスもチェックするべきです。
特に宅配買取を提供している業者は、事前にウェブ上で買取価格の目安を公表しているため、価格の比較がとても簡単にできます。
買取相場を確認するために、店舗をいくつも回る必要はありません。
例えば、イオシスやアメモバ、クイックなどの専門業者であれば、公式サイトより機種名やストレージ容量を入力するだけで、買取価格の上限が表示される仕組みがあります。
そのうえ、宅配買取は全国対応で、梱包資材や送料が無料のケースが多く、時間と手間をかけずに使えます。
価格を比べる際は、表示されている金額が「完動品・美品」に該当することが前提になっている場合が多いため、自分のスマホの状態と照らし合わせながら慎重に検討する必要があります。
このように、相場をすぐに確認できる仕組みを使えば、効率的に最も高く買い取ってくれる業者を見つけることが可能です。
場合によってはヤフオクなども検討する
買取サービス以外に高く売る手段として、ヤフオクのようなオークション形式のサービスを活用するという方法もあります。
この手段は少し手間がかかりますが、希少な機種や人気モデルを持っている場合は、通常の買取よりも高額で取引されることがあります。
ヤフオクでは、出品者が自由に価格を設定できるうえ、複数の入札者が価格を競ることで、最終的に想定以上の金額で落札される可能性もあります。
ただし、購入者とのやり取りや発送手続き、場合によってはトラブル対応まで行う必要があるため、ある程度慣れている人向けの手段ともいえます。
この方法が向いているのは、スマホの状態が良好で、かつ需要が高い機種を持っている人です。
例えば、限定カラーや特定の容量モデルなどはコレクターからの需要も期待できるため、思わぬ高値で落札されることもあります。
逆に、時間や手間をかけたくない場合は、買取サービスを選んだほうが安心でしょう。
自分のスキルや希望に応じて、どの方法が最適かを見極めることが大切です。
減額や買取不可になるスマホの特徴を知る
いくら買取価格が高くても、スマホの状態によっては大きく減額されたり、買取自体を断られることもあります。
これを避けるためには、どのような条件で減額や不可になるのかをあらかじめ知っておく必要があります。
まず注意したいのは、SIMロックの状態です。
現在は多くの端末でSIMロック解除が可能となっているものの、解除されていないままの端末は、他のキャリアで使用できないため買取価格が下がる傾向にあります。
さらに、ネットワーク利用制限が「×」になっている端末、いわゆる赤ロムと呼ばれる状態では、買取対象外となる可能性が高くなります。
これは、端末の元の所有者が料金を滞納していた場合などに発生し、購入後に通信が使えなくなるリスクがあるためです。
また、遠隔ロックやアクティベーションロックが解除されていない端末も査定に進めないケースがあります。
こうした機能はセキュリティ目的で設定されていますが、買い取り後に再利用ができないため、解除しておくことが絶対条件となります。
これらの点をクリアしておくことで、減額のリスクを最小限に抑えることができます。
古いスマホを売らない選択もアリ?再利用アイデア
手元に残った古いスマホを、ただ売るだけが選択肢ではありません。
再活用することで、意外な形で生活を便利にできることもあるのです。ここからは、売らずに活用する方法を紹介します。
2台持ちで使い分け!意外と便利な生活術
スマホを2台持ちにすることで、日常の使い方に幅が生まれます。
これは、仕事とプライベートをきっちり分けたい人や、用途ごとにスマホを使い分けたい人にとって特に有効です。
例えば、1台は通話やメールなどの連絡手段に専念させ、もう1台は動画視聴や音楽、SNSの利用などエンタメ用として活用するスタイルがあります。
このように機能を分担させることで、メインのスマホに負担をかけずに済みます。結果的にバッテリーの持ちも良くなり、操作も快適になります。
また、古いスマホには動画や画像などを保存しておき、クラウドではなくローカルで見られる「デジタル保管庫」として使うのも便利です。
大容量のクラウド契約が不要になることで、月々の出費を抑えられるかもしれません。
このように考えると、2台持ちはただの贅沢ではなく、効率よくスマホを使いこなすための手段にもなるのです。
格安SIMを入れてサブ機にする方法も
古いスマホに格安SIMを入れてサブ機として使う方法も、無駄がなく賢い選択です。
特に、通信量や通話頻度が少ない人にとっては、サブ回線として非常にコストパフォーマンスの高い使い方になります。
たとえば、HISモバイルのような格安SIM事業者であれば、1GBのプランを月額500円台で契約できる場合もあります。
この程度の費用でスマホが1台使えると考えれば、コスパの良さは明らかです。
この使い方は、出張や旅行など一時的に通信回線を増やしたいときにも役立ちます。
メイン端末に何かトラブルがあった際の保険としても活用できますし、バッテリー切れの際の代替端末として持ち歩いておくと安心です。
また、テザリング専用として使えば、外出先でのパソコン作業やタブレット利用にも柔軟に対応できます。
このように、格安SIMと古いスマホの組み合わせは、非常に実用性が高いと言えるでしょう。
子供に持たせることもおすすめ
古いスマホは、子供に初めて持たせる端末としてもちょうど良い選択です。
特に、小学生や中学生などスマホデビューがまだの年齢では、高価な最新機種を持たせるのは不安も大きいものです。
このとき、古いスマホを使えばコストをかけずに済むうえ、壊したり落としたりしても精神的ダメージが少なく済みます。
格安SIMを活用すれば月々の料金も抑えられ、家計への負担を最小限にできるのも魅力です。
さらに、子供向けの利用制限アプリを導入すれば、特定のアプリだけを使えるように設定することも可能です。
これにより、安心してインターネットに触れさせることができますし、保護者側も位置情報などを把握できる環境を整えることができます。
初めてのスマホとしての導入だけでなく、習い事の送迎や緊急連絡用として持たせておくだけでも、家庭内の安心感が格段に増すでしょう。
古いスマホ買取はゲオでもOK?まとめ
スマホの買い替えが進む中、古いスマホをどう扱うかは多くの人が悩むポイントです。
ゲオではiPhone 4S以降の古い機種も買取対象となっており、宅配と店頭という2つの方法から自分に合った売却手段を選べます。
また、買取価格を少しでも上げるためには、キャンペーンの活用や他社との比較が効果的です。
さらに、売却せず再利用する方法も現実的な選択肢です。
サブ機として使ったり、子供に持たせたりすることで、古いスマホが再び活躍する場が生まれます。
用途や目的に応じて最適な方法を選びましょう。