スマホを格安で使いたいと考えたとき、選択肢の一つとして注目されているのがNTTドコモの料金プランのirumo(イルモ)です。
しかし、ネットやSNSでは「電波が悪い」「繋がりにくい」といった声もちらほら見かけます。
料金の安さは魅力的だけど、本当に使いやすいのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問に応えるべく、irumoの通信環境の実態や、電波が悪いと感じたときの具体的な対処法について分かりやすく解説します。
irumoは電波悪い?通信環境の不満の声とは
irumoを実際に利用している方の中には、通信の不安定さに対する不満を持っている人もいますので、まずはそうした声が出てくる背景を具体的に見ていきましょう。
SNSに寄せられるリアルな利用者の不満とは
irumoに関する不満の声で「繋がりにくい」「動画が途中で止まる」といった声は少なくありません。
これらの声が目立つ理由は、ユーザーが実際の使用感をそのまま投稿することで、リアルな評価として受け取られやすいからです。
特に、通信が途切れた瞬間や、アプリの読み込みに時間がかかるなどの体験は、日常生活に支障をきたすと感じられるため、すぐに発信されやすい傾向にあります。
その一方で、irumoが利用しているのはNTTドコモの回線であるため、本来であれば広範囲に安定した通信が可能です。
しかし実際には「同じドコモでもahamoの方が快適だった」といった比較による不満も存在します。
このように、通信品質そのものよりも「他のドコモプランと比べて体感速度が劣る」と感じることで、相対的に不満が膨らむケースが多いと考えられます。
速度が不安定になる時間帯と場所の傾向
irumoの通信速度に対する不満の多くは、特定の時間帯や場所に集中しています。
特に、通勤・通学時間帯の朝や、昼休み、夜間などスマートフォンの利用者が多くなる時間帯では「動画がカクカクする」「SNSが更新されない」といった声が増える傾向にあります。
また、駅構内や商業施設、イベント会場など、多くの人が同時に通信を行う場所では、アンテナが立っているにも関わらず「ネットが繋がらない」と感じる場面も少なくありません。
さらに、都市部では5Gへの移行が進められているものの、まだカバーしきれていないエリアもあるため、4Gのトラフィックが集中し、通信が不安定になる場合があります。
地方では基地局の整備が進んでいるものの、建物の構造や地形の影響で電波が入りづらい場所もあります。
このように、通信の不安定さはirumo固有の問題というより、時間帯や場所によるネットワーク混雑との関係が深く、利用環境によって大きく左右されるのが実情です。
irumoの通信が遅くなる主な6つの原因
irumoの通信が遅くなる理由には、複数の要素が絡み合っていますので、その中でも代表的な5つの原因を詳しく解説していきます。
混雑時に優先度が下がる仕様によるもの
irumoでは、ドコモの他プランと比べて通信の優先度が低く設定されています。
eximoやahamoよりも先に速度制限をするということで、これが通信速度に大きく影響する場面があるのです。
特に回線が混み合う時間帯では、より高額なプランを契約しているユーザーが優先されるよう設計されており、irumoユーザーはその影響を直接受けやすくなります。
この優先度の低さは、通信のトラフィックが増えると速度が落ちる要因のひとつです。
たとえば、平日の朝や夕方のように多くの人が同時にスマホを使う時間帯では、irumoの速度が顕著に遅くなることがあります。
さらに、これらの仕様が公式に明記されていることからも、ドコモ側は意図的にサービス内容を段階化していると考えられます。
このような背景から、料金が安い代わりに通信速度に不満を感じやすい状況が生まれているのです。
コストを抑えることを優先するなら納得できる範囲かもしれませんが、常に安定した通信を求める方にとっては不向きと感じるケースもあります。
0.5GBプランに特有の通信制限
irumoの中でも、最も価格が安い0.5GBプランには特有の制限があります。
このプランは通信速度が常時最大3Mbpsに設定されており、どれだけ空いている時間帯であってもこれ以上の速度は出ません。
さらに、月間のデータ容量を超過した場合には、速度が128kbpsにまで落ちてしまいます。
このような通信環境では、YouTubeなどの動画視聴は画質をかなり下げないとスムーズに再生できず、アプリのアップデートや高画質な写真の読み込みにも時間がかかります。
つまり、日常のちょっとした作業ならば支障はないものの、快適にスマホを使いたい方には制限が大きなストレスになる可能性があります。
もちろん、料金が月額550円という点を考慮すれば、必要最低限の通信環境を安価に確保できるという点はメリットとも言えます。
ですが、使い方次第では「通信が遅い」と感じる場面が増えることを前提に選ぶべきプランです。
エリアごとの回線混雑やパケ詰まり
irumoの通信速度に影響を与えるもう一つの要素が、エリアごとの混雑状況です。
これは、特に人が多く集まる都市部やイベント会場などで顕著に表れます。
ドコモ回線自体が混雑してしまうと、irumoに限らず通信速度が落ちてしまうのです。
そして、前述の通りirumoは他のドコモプランよりも通信優先度が低いため、同じエリアでも速度がさらに落ち込む傾向があります。
こうした場所では「アンテナは立っているのに繋がらない」といった現象、いわゆる「パケ詰まり」が発生しやすくなります。
これは、回線そのものにデータが詰まり、処理が追いつかなくなることで発生します。
また、最近では4Gのトラフィック増加によって基地局の負荷が高まっており、5Gが使える地域であっても接続が不安定になるケースがあります。
このため、都市部であっても通信環境にバラつきが出てしまうのです。
このような理由から、場所や時間帯によっては速度が大きく低下することがあり、ユーザーの感じる不満の一因となっています。
基地局切り替え失敗などの技術的要因
スマートフォンで通信が不安定になる原因のひとつに、基地局の切り替えがうまくいかないケースがあります。
これは、特に移動中に発生しやすい現象です。
たとえば、電車に乗っているときに急に通信が止まったと感じたことはないでしょうか。
それは、移動の途中でスマホが接続している基地局が切り替わる際、スムーズに接続できなかったことが原因かもしれません。
この現象は「ハンドオーバー失敗」とも呼ばれ、周囲の建物やトンネルの構造、利用者の移動速度などが影響します。
irumoに限らず、どの通信プランでも起こり得る技術的な問題ですが、通信優先度の低いirumoでは、この切り替えの際に処理が遅れてしまう可能性もあります。
さらに、スマホが短時間で何度も接続先を切り替えようとすることで、通信が一時的に止まってしまうこともあります。
これは、特に都市部のように基地局の密度が高い場所で発生しやすくなります。
つまり、スマホ側の反応とネットワークの連携が噛み合わないと、電波があるのに使えないという違和感を覚える原因になってしまうのです。
端末設定や古さによる個別の問題
irumoの通信が遅いと感じる場合、その原因がスマートフォン本体にあることも少なくありません。
実は、端末の設定ミスや古い機種を使っていることが、通信環境を悪くしてしまう要因になるのです。
たとえば、VoLTEがオフになっていたり、モバイルデータ通信が一時的に無効になっていたりすると、正常に通信できないことがあります。
このような設定は意図せず切り替わっていることもあるため、気づかないまま不具合が続いているケースも考えられます。
また、スマホのOSが古かったり、対応していない周波数帯を使っていたりすると、ドコモの回線であっても安定して繋がらないことがあります。
前述のとおり、irumoはドコモ回線を使用しているものの、全ての端末で快適に使えるとは限りません。
詳しくは後述しますが、古い機種では4Gしか使えない、あるいは基地局との相性が悪く通信が不安定になることがあるのです。
このような場合には、設定の見直しやOSのアップデートを試みることが有効です。
もし改善が見られない場合には、思い切って機種変更を検討することも、ストレスのない通信環境を取り戻す近道になるかもしれません。
ドコモ回線が弱いエリアのケース
irumoの電波が届きにくいと感じるとき、その原因が「ドコモ回線自体の弱さ」にあることも考えられます。
これは、都市部や人口の多い地域に限らず、地方や山間部でも起こりうる現象です。
つまり、irumoが悪いというより、利用しているエリアがもともと「ドコモの電波の届きづらい場所」である可能性があるのです。
たとえば、ビルが密集した地域や地下、山あいの集落などは、基地局との間に障害物が多く、電波が届きにくくなります。
特に建物の中では、外からの電波が遮断されやすいため、外では繋がっていたのに中に入ったとたん圏外になるというケースも珍しくありません。
こういったケースでは、公式サイトでエリアマップを確認することがひとつの対策になります。
もちろん、エリアマップを見てカバーできているのに「電波が弱い」と感じる場所もあります。
なので、もし電波が弱いと感じているのであれば、他社のキャリア(au、楽天、ソフトバンク)に変えてみるのもおすすめです。
実際電波は弱い?繋がりにくさはどう?
irumoを検討する中で「電波が弱いか心配」と不安を抱く方も少なくありません。
しかし、結論から言えば、irumoの通信自体が特別に弱いというわけではありません。
なぜなら、irumoはNTTドコモの回線をそのまま利用しているサービスだからです。
ドコモの回線といえば、日本全国を網羅する広範なネットワークを誇り、都市部はもちろん、地方や山間部、地下などでもつながりやすいことで知られています。
そのため、irumoであってもドコモの電波が届くエリアであれば、基本的には同じように安定した通信が可能です。
それでも「irumoの電波が悪い」と感じてしまう背景には、前述の通り回線の優先度という仕様があります。
しかし、これは電波そのものが弱いというより、混雑時に一時的に通信が遅くなるという仕様上の話です。
日常的な利用において、動画の再生やSNSの閲覧がスムーズにできているようであれば、通信そのものはしっかり届いている証拠です。
つまり、irumoの「電波が弱い」と感じるかどうかは、実際には通信の混雑状況や時間帯、そして使用している端末の性能など、複数の要素が重なった結果として体感されている可能性が高いといえるでしょう。
ただ、どうしても電波が弱いエリアも存在するので、このような場合はirumoよりも他のキャリアを利用する方がいいでしょう。
irumoで電波が悪いときにユーザーが取るべき対応策
irumoの電波が悪いと感じたときでも、自分でできる改善策はありますので、すぐに試せる実践的な方法を紹介していきます。
端末の再起動と機内モードの切替
通信状態に異常を感じたときに、最も手軽で効果があるのがスマートフォンの再起動です。
電波が不安定な場合、端末内部の接続処理が正しく働いていないことが原因であるケースがあります。
再起動を行うことで、ネットワークへの接続がリセットされ、正常な状態に戻る可能性が高まります。
また、機内モードのオン・オフを切り替える方法も有効です。
この操作を行うと、スマホは現在の通信接続を一旦すべて遮断し、再接続し直す動きになります。
そのため、接続先の基地局が変わったり、一時的な通信障害から復旧するきっかけになることがあります。
どちらも特別な設定変更を必要とせず、短時間で試せる方法なので、電波が悪いと感じたときの最初の対処として非常に有効です。
特に、駅の構内や建物の中で突然圏外になった場合など、すぐに効果が現れることもあります。
ネットワーク設定の見直しで改善できること
再起動や機内モードで改善しない場合には、ネットワーク設定の見直しが次の手段になります。
これは、スマートフォンの通信関連の構成を一度リセットしたり、利用する通信方式を切り替えたりすることで、通信状況が改善されることを期待する対応策です。
具体的には、5Gや4G、3Gなどの通信方式を手動で切り替えてみることが挙げられます。
例えば、5Gに対応しているエリアであっても、電波が不安定な場所ではあえて4Gに設定することで、安定性が増すことがあります。
逆に、4Gでの通信が混雑していると感じる場合には、5Gに切り替えて様子を見てみるのも一つの方法です。
さらに、設定画面から「ネットワーク設定のリセット」を実行することで、APNやWi-Fiの接続情報などが初期状態に戻り、不具合の原因となっている部分が解消される場合があります。
ただし、この操作を行うと保存されていたWi-Fiのパスワードなども消えてしまうため、事前に必要な情報を控えておくことが大切です。
利用場所や時間を少し変えるだけでも効果的
通信速度が遅い、あるいは繋がりにくいと感じたとき、場所や時間を少し変えてみるだけでも状況が改善することがあります。
これは、ドコモ回線全体の混雑状況や建物の構造など、外部要因によって通信環境が大きく左右されるためです。
たとえば、地下街やビルの奥まった位置などでは電波が遮られやすく、たとえアンテナが立っていてもデータ通信がうまくいかないことがあります。
こうしたときには、少し窓際に移動するだけで通信が安定するケースもあります。
中でも、建物内では電波が反射して届きにくくなるため、場所を変えることの効果は想像以上に大きいのです。
さらに、昼休みや帰宅ラッシュなど、通信が集中する時間帯は速度が低下しやすいため、利用時間を少しずらすだけでも快適さが変わります。
前述の通り、irumoは混雑時に通信制限を受けやすいため、この影響を避ける工夫は有効です。
このように、場所や時間の変更という一見シンプルな対策が、通信環境を大きく改善するきっかけになることもあります。
意外に見落としがちなポイントですが、ぜひ覚えておきたい方法のひとつです。
通信環境を重視するならirumo以外のプランも検討
irumoの通信品質に満足できない場合は、他のドコモプランとの違いを知ることが改善のヒントになります。
ここではahamoやeximoとの比較を通して、最適な選択肢を見極めるための情報を解説します。
ahamoやeximoとの速度や優先度の違い
irumoと他のドコモプランの最大の違いは、回線混雑時の優先度にあります。
特に混雑が発生しやすい時間帯において、どのプランがどのように扱われるのかが通信体験に大きく影響します。
irumoはドコモが提供するプランの中でも優先度が最も低く、混雑すると真っ先に通信速度が制限されやすくなります。
これに対して、ahamoやeximoは優先度が高めに設定されており、同じ場所であっても通信が安定していると感じやすいのです。
この仕組みによって、たとえば駅構内のような人が多く集まる場所では、irumoユーザーは読み込みが遅くなる一方で、ahamoユーザーはスムーズに通信できるといった差が生じます。
特に動画再生やビデオ通話など、安定した速度が求められる場面では、優先度の高さが快適さを左右する要因になります。
このように考えると、irumoは日常的に混雑が少ないエリアでの利用に向いており、都市部や通信量が多い時間帯に使うなら、ahamoやeximoを選ぶ方が安心といえるでしょう。
月額料金と性能のバランスをどう考えるか
料金の安さを魅力に感じる人にとって、irumoは非常に手に取りやすいプランです。
しかし、価格だけに注目すると見落としがちな点もあります。それが、通信性能とコストのバランスです。
irumoは550円から利用できるという圧倒的な安さがありますが、その一方で通信速度の制限や優先度の低さが存在します。
つまり、価格が安いということは、ある程度の通信品質を妥協することが前提になっているのです。
一方、ahamoは月額2,970円で30GBの高速通信が可能であり、速度制限もかかりにくいため、動画視聴やSNS、ゲームなどを快適に使いたい方にとっては非常にコストパフォーマンスの良いプランです。
さらに、eximoにいたってはデータ使用量に応じた段階制が用意されており、家族割やドコモ光とのセット割引を組み合わせることで実質的な料金を抑えることも可能になります。
このように、ただ安いプランを選ぶのではなく、どのような使い方をするかに応じて、料金と性能のバランスを慎重に検討することが大切です。
場合によっては、やや料金が高くても、ストレスの少ない通信環境を選ぶ方がトータルで満足度は高くなるでしょう。
ライトユーザーには十分なコスパを発揮する場合も
前述のようにirumoには通信制限がありますが、すべての人にとって不利というわけではありません。
実際、スマートフォンの用途が限られている人にとっては、irumoが非常に合理的な選択肢になることもあります。
たとえば、Web検索やLINEのやりとり、メールの確認程度であれば、高速な通信環境はそこまで必要とされません。
特に0.5GBや3GBのプランを選ぶことで、月額料金を大きく抑えつつも、必要最低限の通信はカバーできます。
また、家計にやさしい価格設定となっているため、スマホを2台持ちする場合や、子どもや高齢者向けの端末としても活用しやすいプランです。
さらに、通話をあまり使わない人や、Wi-Fi環境が整った場所での利用が中心というケースでは、通信速度の制限がそれほど気にならないという声も少なくありません。
このように、irumoは全体的なパフォーマンスで見ればハイスペックとは言えないものの、必要最小限の用途に特化したユーザーにはぴったりの設計がされています。
つまり、利用スタイルによっては、他プランに引けを取らないコストパフォーマンスを発揮する可能性があるのです。
irumoの通信に関する疑問を解決するための情報源
irumoの通信が不安定に感じた場合、まずは正確な情報を確認することが大切です。
そこで、リアルタイムで状況を把握する方法と、困ったときの問い合わせ先について解説します。
公式サイトやSNSでの障害情報を確認
通信トラブルが発生したと感じたとき、最初に確認すべきなのがirumoの公式サイトです。
ドコモのネットワークを使っているため、「通信・エリア」ページにアクセスすることで、現在の障害状況やエリア別の通信状態が一覧で表示されます。
特に「通信状況のお知らせ」欄では、重大な障害が発生している場合にリアルタイムで情報が更新されるため、原因が自分だけの問題かどうかを判断する目安になります。
さらに、公式X(旧Twitter)でも障害情報が発信されることがあります。
Xでは「irumo 障害」や「ドコモ 電波 今」などのキーワードで検索すると、同じように不具合を感じているユーザーの投稿が確認でき、通信障害の発生範囲や傾向をつかみやすくなります。
もしスマートフォン自体の通信が不安定でアクセスできない場合は、自宅のWi-Fiや公共施設のフリーWi-Fiを活用して情報収集を行うことも効果的です。
こうした手段を知っておくと、いざという時にも冷静に状況を判断できます。
不具合時の問い合わせ先とサポートの受け方
通信の不調が自分の端末だけに起きているような場合には、irumoのサポート窓口に問い合わせるのが確実です。
irumoの回線はドコモの設備を利用しているため、サポートもドコモの体制に準じています。
代表的な窓口としては、ドコモ携帯からかけられる113センターがあります。
こちらは通話料無料で、午前9時から午後8時まで対応しています。
そのほか、固定電話や他社回線からでもかけられる「ドコモインフォメーションセンター」もあり、こちらも同様の時間帯で年中無休で対応しています。
問い合わせの際には、契約時に設定した4桁のネットワーク暗証番号や電話番号が必要となるため、事前に用意しておくとスムーズです。
あわせて、公式サイトには「おたすけロボット」という自動応答チャットも用意されており、通信トラブルの内容に応じて適切な対応方法を案内してくれます。
特に軽微な不具合や初期設定に関するトラブルであれば、わざわざ電話することなく解決できる可能性があります。
このように、困ったときに頼れるサポート体制が整っていることで、安心してirumoを使い続けることができます。
トラブル発生時には焦らず、正しいルートから情報を確認し、的確な対応をとることが大切です。
5Gが使えないのはなぜ?
irumoを利用しているにもかかわらず「5Gに接続できない」と感じるケースには、いくつかの要因が関係しています。
よくある誤解として「irumoは5Gに対応していないのではないか」と疑われることがありますが、実際にはプランによって5Gは利用可能です。
3GB以上のプランを契約している場合は、5Gの提供エリア内であれば問題なく5G通信を利用できる設計になっています。
しかし、一番重要なのが「0.5GBの契約」をしている方は、基本的に4G(LTE)の契約となる為、5Gが使えないのです。
よって、もしirumoで5G通信を利用したいのであれば、3GB以上のプランを契約するしか方法はありません。
また、それにもかかわらず5Gが使えないと感じる場合、もっとも多い原因は端末側の非対応です。
すべてのスマートフォンが5Gに対応しているわけではなく、古い機種やエントリーモデルでは、そもそも5Gの周波数帯を受信できない設計になっていることがあります。
つまり、契約プランに問題がなくても、使っているスマホが5Gに対応していなければ、当然ながら5Gの電波は掴めません。
さらに、端末が5Gに対応していたとしても、通信設定やソフトウェアのバージョンが古いと、正しく5Gを受信できないことがあります。
端末設定で「5Gを優先」に設定しているかどうか、また最新のOSにアップデートされているかを確認することも重要です。
irumoの電波悪いのは本当?まとめ
irumoはドコモ回線を利用した低価格プランであり、コストを抑えながら通信環境を確保できる点が魅力です。
ただし、混雑時の通信優先度が低く設定されており、時間帯や場所によっては「繋がりにくい」「遅い」と感じる場面があるのも事実です。
特に0.5GBプランでは通信速度が常時制限されているため、使い方によっては不便を感じることもあります。
ですが、設定の見直しや利用環境の工夫によって改善できる場合も少なくありません。
自身の利用スタイルや必要な通信速度を見極めたうえで、ahamoやeximoなど他のプランとの比較検討を行うことが、より快適なスマホ生活への第一歩となるでしょう。