ドコモのirumoプランは、手頃な料金とシンプルな仕組みで多くのユーザーに選ばれていますが、いざプランを変更しようとしたときに手続きが進まず戸惑う人も少なくありません。
エラーが表示されたり、思っていた通りに切り替えができなかったりと、原因が分からず不安になることもあるでしょう。
この記事では、そんな「irumoプラン変更ができない」状況に直面した方のために、よくある原因とその対処法をわかりやすくご紹介していきます。
irumoでプラン変更ができないのは何故?
ドコモのirumoプランは、手頃な料金で人気のある選択肢ですが、プラン変更の際に思わぬトラブルが発生することもあります。
特に、オンライン手続きを中心に行う仕組みのため、細かな操作ミスや設定の違いが原因でうまく進まないケースが多く報告されています。
そこで、プラン変更ができないときにありがちな原因について、それぞれ詳しく解説します。
入力情報に不備があるケース
オンラインでの手続きが完了しない最大の要因として、入力情報のミスが挙げられます。
契約者本人の名前、住所、生年月日などが登録情報と一致していなかったり、支払いに使用するクレジットカード情報に誤りがあると、システム側で認証ができずにエラーとなってしまいます。
また、クレジットカードそのものがirumoの支払いに対応していない場合や、セキュリティ認証(3Dセキュア)を通過できない状況も同様に手続きの妨げとなります。
さらに、オンライン手続きにはdアカウントが必要ですが、このアカウントに紐づくメールアドレスがドコモのキャリアメールである場合、irumoのシステムでは受付できないという仕様上の制限があります。
メールアドレスはGmailやYahoo!メールなど、一般的なフリーメールに変更しておく必要があります。
このような問題を防ぐためには、手続き前に必ずMy docomoにログインして、自身の登録情報を確認しておくことが大切です。
とくに、契約時の名前と支払いに使う名義が異なると認証で弾かれるケースがあるため、細部まで確認を怠らないことが重要です。
使用しているブラウザの影響によるもの
プラン変更の手続きがうまく進まない原因のひとつとして、使用しているブラウザ環境による影響が考えられます。
とくに、キャッシュやCookieの情報が古くなっている場合、手続き画面が正しく表示されなかったり、ボタンが反応しないといった現象が発生することがあります。
これは、ブラウザが過去のデータを参照してしまい、最新の情報を正しく読み込めないことが原因です。
また、ブラウザのバージョンが古いままであったり、広告ブロッカーなどの拡張機能が動作を妨げている場合にも、正常な手続きができなくなることがあります。
特にiPhoneのSafariでiCloudプライベートリレーが有効になっていると、IPアドレスが隠されるため、セキュリティ上の理由からサイト側が必要な情報を受け取れずエラーになることがあります。
このような不具合を避けるためには、まずブラウザを最新バージョンにアップデートすることが基本です。
加えて、キャッシュとCookieの削除を行ったうえで再アクセスするか、Google ChromeやMicrosoft Edgeなど別のブラウザを使用してみるのも効果的です。
状況に応じて、プライベートブラウズモード(シークレットモード)を使うことで、不具合の有無を切り分ける手助けにもなります。
ドコモ光手続き中にプラン変更できない理由
irumoプランへの変更手続きを進める中で、ドコモ光に関する手続きが未完了の状態だと、プラン変更そのものがシステム上でブロックされることがあります。
これは、ドコモの契約管理システムが、光回線と携帯回線の割引や契約情報を連携して管理しているため、どちらか一方に変更が加わる際には整合性を保つ必要があるからです。
たとえば、ドコモ光の新規契約や解約、名義変更などを進行中のタイミングで携帯側の料金プランを変更しようとすると、連携処理が完了していない状態として弾かれてしまうケースが確認されています。
irumoに切り替えることで割引対象外となる可能性があるため、処理中の内容が確定してからでないと手続きに進めない仕組みです。
このような状況を避けるには、まずドコモ光の手続き状況を確認し、すべての作業が完了してからプラン変更に進むことが大切です。
My docomoの「ご契約内容確認」ページや、ドコモインフォメーションセンターへの問い合わせを活用すれば、現在の手続き進捗を確認することができます。
MY docomoからの変更は不可
irumoの料金プランに変更しようとした際、My docomoのページから手続きを進めようとしてもエラーになることがあります。
これは、My docomoがすべての料金プランに対応しているわけではなく、irumoのように専用のサイトからしか受け付けられないプランが存在するためです。
ahamoやeximoなどの別プランからirumoへ移行する際には、必ずirumo公式サイトにアクセスし、dアカウントでログインしたうえで、専用の手続きフローから変更を進める必要があります。
手続きの入口が異なるだけでなく、irumoサイトではプランごとの注意事項や割引条件なども併せて案内されるため、誤解やトラブルを避ける意味でも、正しいサイトを利用することが肝心です。
プラン変更をスムーズに進めたい場合は、まず公式サイトで手続きの流れを確認し、My docomoとの使い分けを理解しておくことが大切です。
ドコモオンラインショップのプラン変更は不可
irumoプランへの変更手続きを行う際、ドコモオンラインショップからは申し込みができないという仕様があるため、手続きの入り口を間違えると最初の段階でつまずいてしまいます。
オンラインショップは主に端末の購入やeximoプランの契約を目的としたサイトであり、料金プランの変更やirumoの新規契約には対応していません。
そのため、機種変更と同時にirumoへ移行しようとしても、希望するプランの選択肢が表示されない、もしくはエラーが出ることがあります。
特に注意したいのは、他のプランからの移行時です。たとえば、ahamoやeximoからirumoへ変更する場合、ドコモオンラインショップではなく、irumo公式サイトからの手続きが必須となります。
これは、irumoがドコモの中でも特別なブランドとして管理されており、取り扱いサイトが限定されているためです。
手続きをスムーズに進めるためには、最初にirumoの公式サイトにアクセスし、dアカウントでログインした上で専用の申し込みページを利用する必要があります。
プラン変更と端末購入を同時に希望する場合は、まずプラン変更だけを済ませ、後日ドコモオンラインショップで端末を購入するという流れを踏むと確実です。
未払い料金がないかチェックする
irumoへのプラン変更がうまくいかない場合、契約状況や料金の支払い状態に問題がないかを確認することが重要です。
ドコモでは、利用者の支払い履歴をもとに契約操作の可否を管理しており、未納や長期の遅延がある場合には、新たなプランへの変更を制限する仕組みになっています。
たとえば、月々の利用料金の支払いが一度でも遅延していたり、クレジットカード決済が通っていない月があった場合、契約内容の変更や新規申込みに対して制限がかかることがあります。
このような制限は、My docomoにログインすることで自分の請求状況から簡単に確認することができます。
また、契約回線に何らかの制限(たとえば利用停止措置や支払い督促中)がかかっている場合も、手続きそのものがエラーとなることがあります。
このような状況に陥っている場合は、まず料金の支払いを済ませたうえで、24時間以内に制限が解除されるのを待つ必要があります。
プラン変更をスムーズに行いたい場合には、あらかじめ現在の契約情報と支払い状況を確認し、不備がない状態で手続きを始めることが大切です。
特に支払い方法を変更した直後などは、反映までに時間がかかることもあるため、タイミングにも注意が必要です。
データプラスからのプラン変更
現在「5Gデータプラス」や「データプラン」といったデータ専用プランを契約しているユーザーが、irumoへのプラン変更を希望する場合、直接手続きを行うことはできません。
irumoは音声通話に対応したプランであるため、データ通信のみに対応したプランからは直接移行できない仕様になっています。
そのため、まず「eximo」などの音声対応プランに切り替える必要があり、そこを経由してから初めてirumoへの変更手続きが可能になります。
このプロセスを理解せずに直接変更しようとすると、手続き画面で進行が止まったり、エラーが表示されたりする原因となります。
とくにオンラインでの手続き中に表示されるエラーコードが意味する内容を把握していないと、何が問題なのか判断がつかず、対処に時間がかかる場合もあります。
さらに、音声プランへの変更には新たな利用規約への同意や設定の変更なども必要となるため、予想よりも手続きに手間がかかる可能性もあります。
したがって、irumoへスムーズに移行したいと考えているデータ専用プラン利用者は、まず現在の契約内容をMy docomoなどで確認し、事前に音声対応プランへの変更が済んでいるかをチェックすることが重要です。
手続きを二度手間にしないためにも、この点を事前に把握しておきましょう。
irumoプラン変更手続きの流れと注意すべきポイント
irumoの料金プランは柔軟に変更できる一方で、手続きの中には見落としやすいポイントがいくつかあります。
そこで、スムーズに変更を完了させるために押さえておきたい流れと注意点を紹介します。
翌月適用ルールを理解して失敗を防ぐ
irumoのプラン変更は、申し込みをした当日ではなく、翌月の1日から適用されるというルールがあります。
この仕様を理解せずに手続きを進めてしまうと、希望するタイミングでのプラン利用ができずに戸惑ってしまうかもしれません。
たとえば、今月中にデータ容量を増やしたいという目的でプランを上位に切り替えた場合でも、新しい容量は翌月まで反映されません。
そのため、急なデータ不足に備えるには、他の方法で当月分の通信量を確保しておく必要があります。
このようなタイミングのずれを避けるためには、月末ギリギリではなく余裕をもって手続きを済ませておくのが理想です。
irumoのマイページにある「プラン変更受付日」や「適用予定日」の表示も活用しながら、自分の希望と制度の仕組みにズレがないかを確認してから変更を進めるようにしましょう。
変更後すぐデータ容量を増やしたい場合の対処法
プラン変更の反映が翌月からとなるため、今すぐに容量を増やしたい場合には別の対応が必要です。
たとえば、動画の視聴やビデオ会議などで急激に通信量が増えてしまったとき、翌月のプラン変更だけでは間に合わないことがあります。
このような状況では、「スピードモード」や「1GB追加オプション」を申し込むことで、当月中の追加データを確保することができます。


スピードモードは自動的に容量が追加される仕組みで、利用状況に応じて柔軟に対応可能です。
一方、1GB追加オプションは手動で申し込む形式で、必要なタイミングを自分で選べます。
どちらを使うにしても、プラン変更とは別のオプションとして申し込みが必要となるため、事前にマイページ上で設定状況を確認しておくことが大切です。
また、追加した容量には有効期限があるため、使い残しが翌月に持ち越せない点にも注意が必要です。
事前に必要なサービスの変更・解約の重要性
irumoへプランを変更する際には、現在契約中のサービスの中に、事前に解約や変更を済ませておかなければならないものが含まれている場合があります。
これを見落とすと、プラン変更の手続きそのものがブロックされてしまうこともあります。
たとえば、シェアパックを利用している場合、代表回線がirumoに変更されると、シェアパック自体が廃止となってしまいます。
そのため、回線全体の契約状況や影響を確認した上で手続きを行う必要があります。
また、ドコモメールを継続利用したい場合には、「ドコモメールオプション」への同時申し込みが必須です。
これを怠るとメールアドレスそのものが失効し、過去のメールデータも復旧できなくなります。
こうした制限や必要な手続きは、irumo公式サイトの「プラン変更に伴う注意事項」に詳しく記載されています。
変更前に一度確認し、自身の利用中のサービスとの整合性をとっておくことが、トラブル回避につながります。
特にクラウドサービスや割引プログラムは影響が大きいため、注意深くチェックするようにしましょう。
他のドコモプラン(ahamo、eximo)との相互変更時の注意点
ドコモ内でのプラン変更は一見簡単に思えるかもしれませんが、実際にはプランごとに異なる制約や手続きの違いが存在します。
特にahamoやeximoといったプランからirumoへ、またはその逆に移行する際には、注意すべき点がいくつかあります。
ahamoからirumoへの変更でよくあるエラーとその解決策
ahamoからirumoへプランを切り替える際、最も多く報告されているトラブルの一つが「エラーコード30850」に関するものです。
このエラーは、手続きの入り口を間違えた際に表示されるもので、My docomoを使って変更を試みた場合に発生しやすい傾向があります。
ahamoはオンライン専用ブランドとして独立した管理体制が取られており、irumoへの変更手続きも一般的なドコモの契約管理とは別の流れが用意されています。
そのため、My docomoからの手続きは対応しておらず、必ずirumoの公式サイトからログインして進める必要があります。
また、プラン変更に先立って予約中の割引やオプションがある場合、それが原因で手続きが進まないこともあります。
このような場合は、事前に予約をキャンセルしなければいけません。
もしどこで問題が起きているかわからないときは、表示されたエラーコードを控えておき、ドコモのチャットサポートやインフォメーションセンターに相談することで、スムーズな解決につながります。
irumoからeximoへ変更するときにSIM再発行が必要になるケース
irumoからeximoへプランを変更する際、利用しているSIMカードによってはそのままでは切り替えができず、新しいSIMの発行が必要になる場合があります。
この背景には、各プランで利用される通信仕様の違いがあります。
irumoのプランでは、比較的シンプルな通信構成を採用しており、SIMのプロファイルも限定的です。
一方、eximoは5G通信を標準とする仕様であるため、既存のSIMが5Gに対応していない場合、切り替え後に通信がうまく行えない可能性があるのです。
このようなケースでは、ドコモから新しいSIMカードが送付され、到着後に切り替え手続きを行う流れとなります。
なお、SIM再発行に伴い追加の手数料が発生することもあるため、事前に費用や手続き内容を確認しておくことが重要です。
また、機種によってはSIM再発行なしでも移行可能な場合もありますので、自分の端末が対応しているかどうか、ドコモの公式サイトで対応機種一覧をチェックしておくと安心です。
プラン変更後に通信ができないといったトラブルを防ぐためにも、SIMの対応状況を事前に確認することが欠かせません。
よく表示されるエラーコードと具体的な対処法
プラン変更の手続き中に突然表示されるエラーコードは、何が原因で処理が止まっているのかを示す重要な手がかりです。
よく見られるコードのひとつに「33150」があり、これは主にクレジットカード情報の入力に不備がある場合に表示されます。
カード番号や有効期限、セキュリティコードに誤りがあると認証が通らず、決済手続きに進めません。
この場合は、入力情報をひとつずつ丁寧に見直し、特にカード名義人の表記や英数字の入力ミスがないか確認します。
デビットカードなど一部のカードは非対応であるため、事前に利用可能なカードの種類を確認しておくことも重要です。
また、「30850」というコードが表示される場合は、手続きのポータルが誤っている可能性があります。
これは特にahamoからirumoに変更しようとした際に、My docomo経由で進めようとしたときに起こりやすく、正しくはirumo公式サイトから手続きを行う必要があります。
そのほかにも、まれに「E-010」や「44980」といったシステムエラーが出ることもあります。
これらは一時的なシステム不具合やメンテナンスの影響による可能性が高いため、時間をおいて再試行することで解決する場合があります。
再試行しても改善しない場合は、エラーコードを控えた上で、ドコモのサポート窓口に問い合わせると迅速な対応が受けられます。
エラーコードはただの数字の羅列に見えても、問題解決の道しるべとなるため、表示された場合は必ず記録しておくことがトラブル回避の第一歩になります。
irumoのプラン変更で解決しないときの最終手段
オンラインでの手続きを試しても改善しない場合は、サポート窓口や店舗を頼るのが確実ですので、無駄のない対応をしてもらうための具体的な方法を紹介します。
ドコモのチャット・電話サポートを使いこなすコツ
irumoのプラン変更でつまずいたとき、多くの人が次に頼るのがドコモのチャットや電話サポートです。
ただ、何も準備せずに連絡すると、説明に手間取ったり、時間がかかってしまうこともあります。
スムーズなやり取りをするためには、いくつかのポイントを押さえておくと役立ちます。
まず、チャットサポートを利用する際は、irumo公式サイトの「お問い合わせ」ページにアクセスし「オンライン手続きサポートのご案内」よりチャットボットで相談できます。
AIチャットボットとオペレーター対応の切り替えが可能なので、手順の確認など基本的な内容はボットに任せ、複雑な相談はオペレーターに切り替えて対応してもらうと効率的です。
一方、電話サポートを利用する場合には、事前に契約者の情報を整理しておくことが大切です。
特に必要なのが契約中の電話番号とネットワーク暗証番号(4桁の数字)です。これらが手元にあれば、本人確認がスムーズに済み、すぐに本題に入れます。
加えて、現在どのようなエラーが出ているのか、どこでつまずいたのかを簡潔にまとめておくことで、オペレーターが状況を正確に把握しやすくなります。
エラーコードが表示された場合は、その番号をメモして伝えるだけでも対応が大きく前進します。
ドコモショップ訪問前に準備しておくべきこと
どうしてもオンラインや電話では解決できない場合、最後の手段としてドコモショップを訪れる選択肢があります。
ただし、来店にはいくつかの注意点があり、準備を怠ると無駄足になる可能性もあります。
まず、ドコモショップは原則として予約制となっているため、事前に公式サイトから来店予約を行っておくことが必要です。
予約なしで訪れると、長時間待たされるか、当日中に対応してもらえないこともあります。希望の店舗と日時を指定し、来店目的を「料金プランの相談」に設定しておくと、専門のスタッフに案内されやすくなります。
さらに、ショップでの手続きには本人確認書類が必須です。運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など、正式な本人確認ができる書類を忘れずに持参してください。
また、契約内容の確認や変更にはdアカウントの情報も求められることがあるため、ログイン情報を控えておくと安心です。
加えて、ドコモショップでのプラン変更やサポートは原則有料です。通常、3,850円の手数料が発生します。
そのため、無料で行えるオンライン手続きとの違いを理解したうえで、本当に必要なケースに絞って活用するのが賢明です。
こうした準備をしっかり行ってから訪問すれば、当日の対応がスムーズになり、不要な待ち時間や手続きのやり直しを防ぐことができます。
結果として、問題解決への近道となるでしょう。
irumoプラン変更ができない!まとめ
irumoのプラン変更には、オンライン専用の手続きや翌月適用ルール、使用端末や支払い情報の確認など、いくつかの注意点があります。
特にahamoやeximoからの変更時は、手続きの入り口やエラーコードに関する知識が求められます。
また、未払い料金やシステム環境の問題があると手続きが進まないため、事前の確認が不可欠です。
問題が解決しない場合は、チャット・電話サポートを活用したり、必要に応じてドコモショップで相談することで、スムーズな対応が可能になります。