スマホが壊れてしまったとき「もう売れない」と諦めていませんか？
実は、画面が割れていたり電源が入らなかったりするスマホでも、状態や売却先によっては買い取ってもらえるケースがあります。
中でも、全国に店舗を構えるブックオフでは、スマホの買取サービスを行っており、壊れた端末でも対応してもらえるのか気になる方も多いはずです。
この記事では、壊れたスマホの買取がブックオフで本当に可能なのかという点に加え、査定がどのように行われるのか、そして売却時に注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。
ブックオフで壊れたスマホは売れるのか？
ブックオフで壊れたスマホを売ることは可能ですが、いくつかの前提条件や注意点があります。
ここでは買取可否が店舗によって異なる理由や、買取方法ごとの違いについて解説します。
店舗によって異なる対応とその理由
結論から言うと、壊れたスマホの買取ができるかどうかは、ブックオフの店舗ごとの方針によって異なります。
そのため、すべての店舗が同じ対応をするとは限りません。
なぜこのような違いが生じるのかというと、ブックオフには直営店だけでなくフランチャイズ店も存在しており、それぞれで取り扱う商品の基準や査定方針が異なるからです。
例えば、BOOKOFF SUPER BAZAAR 町田中央通り店では、公式サイトでのコメントで、
機種変更で使わなくなったスマホから壊れてしまったスマホまで1点からお売りいただけます！もちろんお見積りだけでも大歓迎。
引用：https://www.bookoff.co.jp/sell/mobilephone/
との記載があるので、BOOKOFF SUPER BAZAAR 町田中央通り店では壊れたスマホも買取していますが、逆に他のお店では「電源が入らないスマホは買取不可」との記載があるお店もあります。
さらに、店舗の規模や設置されている設備、買取対象品のジャンルなどによっても対応内容が変わる可能性があります。
中でも、スマートフォンの動作確認がその場でできるような店舗であれば柔軟な対応が期待できますが、そうでない場合は慎重な査定になりやすい傾向があります。
このため、壊れたスマホをブックオフで売りたいと考えたときには、事前にお近くの店舗に電話やWebから確認するのが確実です。
店舗によって買取の可否が異なる現状を理解した上で動くことが、スムーズな取引につながります。
宅配買取と店舗買取の違い
ブックオフでは「宅配買取」と「店舗買取」の2つの方法が用意されていますが、それぞれで査定の判断基準や利便性が異なります。
特に宅配買取の場合は、あらかじめ定められた条件を満たしていないと受付そのものがされないこともあるため注意が必要です。
宅配買取の公式サイトのヘルプでは、以下のような記載があります。
値段をおつけできないケース
- アダプタ等の付属品がないもの
- 動作不良や電源がはいらないもの
- ネットワーク利用制限が解除されていないもの
- データやアプリの消去など初期化がされていないもの
- 改造及び修理跡のあるもの
- 過度の破損(画面割れなど)
- 過度な汚損(過度なデコレーション含む)
よって、宅配買取では壊れたスマホ（電源が入らないなど）の買取は厳しいと考えられます。
なぜこのような違いが生まれるかというと、宅配では送られてくる商品を一括して査定する体制を整えており、その分だけ効率や再販性を重視しています。
そのため、ある程度の基準をクリアしていない商品は、到着後に返送される可能性があるのです。
一方、店舗買取では実際に目の前でスタッフが状態を確認するため、宅配に比べて柔軟に対応してもらえるケースが多いです。
その場で質問ができたり、不明点を解消しながら査定を進められるという点でも安心感があります。
このように、どちらの方法が適しているかは売りたい人の状況やスマホの状態だけでなく、利便性やスピード感にも左右されます。
自分に合った方法を選ぶためにも、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。
ジャンクの買取価格はいくらになる？
現在のブックオフでは、一部の店舗においてジャンク品の場合、最低価格での買取が行われているケースがあります。
たとえば、スマホの状態が悪くても100円などの最低価格を設定している店舗が存在しますが、これが全店舗で保証されているわけではありません。
この制度が導入されている背景には、スマートフォンに含まれる金属資源や部品の再利用価値があります。
たとえ通常のリユース品としては再販売が難しくても、資源回収目的で一定の価値が見込めるため、最低価格が設定されているのです。
ただし、最低価格であっても査定において一定の条件を満たす必要がある場合があります。
データ初期化がされていない、遠隔ロックが解除されていないといったケースでは、そもそも買取対象にならないこともあるため、事前準備は欠かせません。
また、この最低価格制度がすべての店舗で適用されているとは限らないため、事前に問い合わせて確認しておくと安心です。
期待と違う査定結果に戸惑うことのないよう、店舗ごとの基準を事前に把握しておきましょう。
買取が難しい状態の具体例
スマートフォンがどのような状態であるかによって、ブックオフでの買取可否は大きく左右されます。
中でも明らかに動作に支障がある状態や、査定に必要な基本条件を満たしていない端末は、買取を断られる可能性が高いといえます。
そして、内部データの初期化がされていないスマホは、個人情報の保護ができないために基本的に受付対象外となることが多いです。
さらに、遠隔ロックが有効なままの端末や、ネットワーク利用制限が「×」と表示されている場合も同様で、通信会社側の制限が残っているスマホは市場での転売ができないため、買取不可と判断されることがあります。
そのうえ、改造された形跡のあるスマホや純正部品が使われていないと明らかな端末も、ブックオフのように一般流通品を扱う店舗では敬遠される傾向があります。
このようなケースでは、安全性や信頼性の観点から再販が難しく、結果的に買取対象外になるのです。
また、発売から相当年数が経過している古い機種も、買取が難しいカテゴリに該当する可能性があります。
宅配買取では「8年未満のスマホ」が買取対象と明記されており、これは技術の進化によりパーツの互換性や対応アプリの減少が進んでいるため、需要が少ないことが要因と考えられます。
このため、壊れているかどうかに関わらず、事前にスマホの状態を冷静に見極めておくことが重要です。
必要な情報を確認し、事前準備が不十分であれば、買取そのものが成り立たないこともあると理解しておきましょう。
どんな壊れ方だとブックオフで売れる？
スマホの故障状態によって、ブックオフでの買取可否が変わります。
ここでは軽度な破損と重度な故障の違いを踏まえ、それぞれの扱われ方を確認していきましょう。
画面割れ・ボタン不良などの軽度破損
軽微な破損であれば、ブックオフでは査定対象となることがあります。
具体的には、画面に目立たないようなひびが入っていても操作が可能なスマホや、一部のボタンが多少押しにくい程度の不具合がある場合などです。
こうした状態であっても、他の機能が問題なく動作していることが確認できれば、減額はされるものの買取自体は可能とされるケースがあります。
このような対応がされる理由として、再販や修理後の再利用が見込める点が挙げられます。
ブックオフではスマホを販売用だけでなく、部品の再利用目的でも取り扱っていることがあるため、軽度の故障であれば十分価値があると判断されやすいのです。
ただし、状態の見極めは店舗ごとの裁量に左右されるため、確実に売れるという保証はありません。
そのため、スマホの動作確認ができる状態で持ち込み、必要な初期化やロック解除などの準備を済ませておくことが重要です。
買取価格の期待値は下がるものの、適切な手続きを踏むことで売却の可能性を高められるでしょう。
水没・起動不可などの重度故障
一方で、水に濡れてしまったり、電源がまったく入らなくなったスマホは、ブックオフでの買取が難しくなる傾向にあります。
このような状態は、いわゆる「重度故障」と判断されるため、再利用の見込みが薄くなるからです。
動作確認ができない端末に対しては、セキュリティ面やリスクを考慮して査定そのものが行われないこともあります。
特に宅配買取ではこの傾向が強く、送付前に買取条件に合致しないと判断されると、受け付けがされない可能性もあります。
店頭であればまれに「最低価格買取」の対象となる場合がありますが、これもすべての店舗に当てはまるわけではないため、過度な期待は禁物です。
このような状態のスマホを売りたい場合、ブックオフよりもジャンク品を専門に扱う買取店やパーツ目的での査定を受け付けている店舗に持ち込む方が現実的です。
前述の通り、ブックオフでは状態や買取の基準が店舗ごとに異なるため、売却を希望する場合は必ず事前に確認を行いましょう。
まずは店舗で相談してみよう
スマホの買取可否について迷いがある場合は、ブックオフの店頭に直接相談するのが効果的です。
中でも状態が微妙なスマホや、査定に出す前の不安があるときには、専門のスタッフに状況を見てもらうことでより正確な判断を得られます。
なぜ店舗での相談が有効かというと、ネットやマニュアルだけでは判断が難しい細かな状態でも、実物を見ながら説明することで柔軟な対応が期待できるからです。
たとえ明確な買取価格がつかない場合でも、どの部分がネックになっているかを教えてもらえることがあるため、次にどうすればよいかの参考になります。
さらに、店舗によっては買取条件に幅を持たせていたり、最低保証価格での対応を行っているところも存在します。
こうした情報は事前に調べただけではわからないことも多く、現地で直接確認することによってはじめてわかるケースも珍しくありません。
ですから、スマホの状態に不安がある方は、まずは最寄りのブックオフ店舗に問い合わせ、簡単な確認をしてもらうことをおすすめします。
それにより、無駄足を避けながら、納得のいく取引につなげやすくなります。
ブックオフでスマホを売る前に準備すべきこと
データ削除とロック解除は必須！
スマートフォンを売る前には、必ず中に保存されているデータを消去し、各種ロックを解除しておく必要があります。
これを怠ると、個人情報の流出リスクがあるだけでなく、買取そのものを断られる可能性が高まります。
なぜなら、スマホには通話履歴やメッセージ、写真だけでなく、金融系のアプリやクラウドのアカウント情報など、多くの重要データが詰まっているからです。
中でもiPhoneの場合は「iPhoneを探す」機能が有効なままだとアクティベーションロックがかかり、他人が使用できなくなってしまいます。
このような事態を避けるためには、まずバックアップを取り、初期化手順に従って出荷時の状態にリセットしてください。
そのうえで、画面ロックの解除や、Google・Apple IDなどのログアウトも忘れずに行いましょう。
一見面倒に感じる作業かもしれませんが、これらを確実に済ませておくことで、査定もスムーズに進み、買い取り価格にも良い影響を与えることがあります。
逆に言えば、準備不足が減額や買取不可の原因になるため、しっかり対応しておきましょう。
SIMやSDカードの取り外しを忘れずに
スマートフォンからSIMカードやSDカードを取り外すのも忘れてはいけません。
これらには通話情報や写真、連絡先などが残っていることがあり、そのまま売却してしまうと情報漏洩のリスクが生じます。
SIMカードは通信キャリアとの契約が紐づいており、他人が誤って使うと料金が発生する恐れもあるため非常に注意が必要です。
また、SDカードには個人で撮影した写真や動画が保存されていることが多く、プライバシー保護の観点からも必ず抜いておきたいポイントです。
加えて、ブックオフでは本体の買取のみを前提としているため、SIMやSDカードが入ったままだと受付できないケースもあります。
こうした基本的な準備を怠ると、店舗での手間が増えたり、査定に時間がかかったりすることもあるでしょう。
したがって、売却前にはスマホ本体の状態確認だけでなく、細かな付属パーツの扱いにも目を向けておくことが大切です。
些細なことのように思えても、実際には買取可否に直結する要素となり得ます。
ネットワーク利用制限の確認方法とは
スマートフォンを売却する前には、ネットワーク利用制限の状態を必ず確認しておきましょう。
なぜなら、この制限がかかっている端末は、買取を断られるか、もしくは大幅に減額されてしまうことがあるからです。
ネットワーク利用制限とは、スマホの分割払いが未完了だったり、盗難や不正契約の疑いがある場合に、通信キャリアがその端末に対して機能制限をかける仕組みです。
この制限には「○（制限なし）」「△（支払い中）」「×（利用不可）」の3種類があり、ブックオフでは「○」と「△」であれば買取可能とされています。
ただし「△」は金額が下がる可能性がある点には注意が必要です。
確認の方法はとても簡単です。まずスマートフォンの設定から「IMEI」という15桁の製造番号を調べます。
これは「設定」→「一般」→「情報」と進むと表示されるほか、「*#06#」とダイヤルすることでも確認できます。
このIMEIを取得したら、契約しているキャリアの公式サイトにアクセスし、専用ページに番号を入力することで現在の利用制限の状態が確認できます。
サイトはドコモ・au・ソフトバンクごとに用意されており、手順に従えば数分で確認が完了します。
この手続きを済ませておけば、売却時のトラブルを回避できるだけでなく、査定のスムーズさにもつながります。
逆に、制限が「×」のままだと、たとえ他の部分が問題なくても買取不可になるケースが多いため、必ずチェックしておくべきポイントです。
ブックオフ以外の買取業者との比較
スマホを売る際にブックオフ以外の選択肢も検討することで、条件に合った買取先が見つかることがあります。
ここではアップルの下取りとの違いや、高値が期待できる専門店について紹介します。
アップルの下取りサービスとの違い
アップルが提供する「Apple Trade In」は、公式ストアでの買い替えを前提とした下取り制度です。
ここでは端末の状態に応じた下取り額がギフトカードのかたちで付与される仕組みとなっており、壊れたスマートフォンは基本的に対象外です。
このサービスの大きな特徴は、対象となる端末が動作可能なことが前提であり、画面割れや背面の破損、液晶不良などが見られると、実質的に「リサイクル品」として扱われる点にあります。
つまり、下取り価格が0円になるケースが多く、交換の価値がつかないことも珍しくありません。
一方、ブックオフを含む一般の買取店では、ある程度の破損があっても買取自体が可能な場合があります。
もちろん減額されることはありますが、完全に値がつかないというわけではありません。
よって、スマホを現金化したい場合や故障した端末を少しでも高く売りたい場合には、アップルの下取りよりも買取業者の方が有利になる可能性が高いのです。
このように、スマホの状態が完璧であればApple Trade Inでも問題はありませんが、少しでも破損や劣化がある場合は、別の選択肢を考える方が現実的といえるでしょう。
高価買取が期待できる専門店3選
壊れたスマホでも納得のいく価格で売却したいのであれば、買取専門店の利用を検討する価値があります。
中でも実績のある業者では、ジャンク品でもしっかりと価格をつけてくれるところがあり、利用者からの評価も高いです。
例えば「爆益買取」という専門店は、壊れたiPhoneに特化しており、画面割れや起動不良といった状態でも最大7万円以上での買取実績があります。
この店舗の魅力は、残債があっても減額がないことや、付属品がなくても査定が可能な点にあります。
次に「フォンサル」も注目されている買取店で、こちらは電源が入らないスマホでも受付しているのが特徴です。
さらに、LINEを使ったスピード査定に対応しているため、忙しい方でも気軽に価格を確認できます。
もう一つは「ゲオモバイル」です。ゲオの中でもスマホの買取に力を入れている専門店舗で、全国に展開しているためアクセスしやすく、ジャンク品でも最低価格で買取してくれることがあります。
全国対応という安心感もあり、利用者が多い店舗のひとつです。
こうした専門店では、査定基準や減額条件が明確に提示されているため、初めて買取を依頼する方でも利用しやすいのが魅力です。
店舗によっては郵送でも対応しているため、地域を問わず使えるのも利点と言えるでしょう。
高値での売却を狙うなら、こうした専門業者を候補に入れておくと良い結果につながります。
フリマアプリで自力販売するという選択肢
もし時間と手間をかけられるなら、フリマアプリを使ってスマホを自分で売るという方法も有効です。
買取業者では中間マージンが発生するため、業者が提示する価格よりも低くなることがありますが、自分で販売すればその分だけ利益を最大化できる可能性があります。
例えば、メルカリやヤフオクといったプラットフォームでは、画面割れやバッテリー不良などのジャンク品であっても売買されている事例が多く見られます。
説明欄に端末の状態を詳しく記載し、写真で実物の様子を伝えることで、買い手が安心して購入を決断しやすくなります。
ただし、この方法にはいくつかの注意点があります。
発送時の梱包が不十分だと、配送中のトラブルでさらに損傷が進むおそれがあります。
加えて、購入者から「動作しない」「記載と違う」などのクレームが寄せられた場合には、自ら対応しなければなりません。
それでも、自分のペースで価格を設定できることや、スマホの状態に見合った買い手を見つけやすいという点は大きなメリットです。
特に、業者に見積もりを出しても納得できる金額がつかないときには、一度試してみる価値はあるでしょう。
自力での販売は、リスクと手間を理解したうえで実践することが求められますが、工夫次第では最も高く売れる手段となり得ます。
事前の無料見積もりを活用しよう
スマートフォンの買取を希望する際、実際に店舗へ行く前に無料見積もりを利用することで、買取の成否や価格の目安を事前に把握できます。
この方法は時間の無駄を省くだけでなく、納得のいく条件で売却するための判断材料にもなります。
なぜ無料見積もりが役立つかというと、スマホの状態やモデルによって査定額が大きく異なるからです。
実際の市場価値は自分ではなかなか判断しにくく、過去に高かったモデルでも、年数の経過やOSのサポート終了により価格が下がっていることもあります。
こうした最新の相場を把握するには、専門業者による見積もりが最も確実です。
特にLINE査定やWebフォームを利用した簡易査定は、自宅にいながらスマホの写真や情報を送るだけで金額が提示されるため、非常に手軽です。
見積もりの際には、モデル名・容量・故障の有無などの情報を正確に伝えることが、精度の高い査定を得るコツとなります。
加えて、複数の業者に見積もりを依頼して比較することで、どこが一番高く買い取ってくれるかも見えてきます。
このように、先に情報を集めておくことで、その後の売却がスムーズかつ安心して進められるようになります。
見積もりの活用は、思わぬ減額や買取拒否を避けるためにも非常に有効な手段です。
時間をかけずにリスクを減らせる方法として、売却を検討している方にはぜひ取り入れていただきたい手続きです。
スマホが壊れていても価値がある理由
一見使えなくなったスマホでも、実は思わぬところで需要がある場合がありますので、再利用の視点からその理由を詳しく掘り下げていきます。
修理できるスマホはリユース市場でニーズ大
スマートフォンが故障していても、修理が可能な状態であれば、中古市場での需要は決して低くありません。
これは中古品の価格が年々上昇している背景に加え、リユースを専門とする業者が増えてきたことにも関係しています。
なぜ需要が高まっているのかというと、スマホの価格が上がる一方で、手頃な価格で高性能な端末を求める人が増えているからです。
画面割れやバッテリーの消耗といった比較的軽度な故障であれば、修理コストをかけても十分に再販利益が見込めるため、多くの業者が積極的に買い取ろうとしています。
さらに、修理後に海外へ輸出されるケースも増えており、日本国内だけでなくグローバルなリユース市場でも価値を持ちます。
こうした背景から、壊れたスマホであっても、その状態によっては驚くほど高値がつくことがあるのです。
ただし、修理困難な重度の損傷や、修理にかかる費用が本体の価値を大きく上回る場合は、需要が下がる傾向にあります。
そのため、スマホを売る際には、どこまで修理可能かを見極めることが価格を左右する鍵となります。
部品や資源としての価値にも注目
たとえ修理ができないほど壊れていたとしても、スマホは中に使われている部品や素材に一定の価値を持っています。
これはリサイクルの観点から見ると非常に重要で、壊れたスマホが単なるゴミではない理由でもあります。
現代のスマートフォンには、レアメタルや希少な半導体部品が数多く使われています。
これらの資源は世界的にも供給が限られており、特に金属資源の再利用が注目されている今、壊れたスマホも貴重な資源として評価されるようになっています。
このような理由から、一部の買取業者やリサイクルショップでは、電源が入らないスマホでも部品取りや素材回収のために買い取るケースがあります。
特に、基盤やカメラパーツ、液晶などが再利用可能と判断されれば、それだけで一定の価値が生まれるのです。
一方で、分解や資源回収には手間やコストもかかるため、すべての業者が対応しているわけではありません。
そのため、こうした価値を見込んで売却を考える場合は、取り扱いに慣れた専門業者を選ぶことが賢明です。
つまり、壊れているという理由だけで諦める必要はなく、スマホはその構造自体に価値が宿っていると言えるのです。
売却先の選び方次第で、思わぬ収益につながる可能性もあります。
壊れたスマホ買取はブックオフでも可能？まとめ
ブックオフで壊れたスマホにおいては、店舗によって対応が異なるため、事前の確認や無料見積もりの活用が効果的です。
買取条件を満たせば最低価格での引き取りも期待でき、自分でフリマアプリを利用して販売するという選択肢もあります。
画面割れやボタン不良など軽度な故障であれば修理後に再販できるため、リユース市場でのニーズが高く、買取対象になることが多いです。
たとえ起動しないような重度の破損でも、内部部品やレアメタルが含まれているため、資源として評価される場合があります。
壊れているからと諦めず、端末の状態を見極めたうえで適切な売却方法を選ぶことが、損をせずに手放すための第一歩です。
